唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

下書き

2009-09-29 12:04:16 | インポート
健康で何の不安もなければ、立ち止まらないし、考えない。
人は立ち行かないから考える、障害が大きければ大きいほど考える。 どうして進めないのか?どこに原因があるのか?と考える。
 病気が人生の障害となって大いなる考える時間をくれた。

33歳の時、自分の病気と向き合おうと決めて会社を辞めた。  自分の人生について、潰瘍性大腸炎という病気について、自分のどこが悪いのか、どこに原因があるのか、一生懸命考えることができて本当に良かった。

 当時は自分の魂が泣いているように感じていた。 潜在意識が自分の行動を否定している様だった。
 こんな事をするために今まで一生懸命生きてきたわけじゃない。必死になって努力して来たのはこんな事をするためじゃない。 もう、会社を辞めよう。  そういう状態がずっと続いていたから、身体が悪くなってもおかしくなかった。  もういいや、スパッと切ろう。 そんな思いで会社を辞めた。
 
 しかし、1ヶ月、2ヶ月、1年たっても治らなかった。 潰瘍性大腸炎が難病といわれる所以ゆえ、それは治らない。 
 しかし、自分の中の問題の根はもっと深かった。 親を憎み、父を憎み母を憎んでいた。幼少時からの色々な物が自分の中に溜まっていて、その膿が、一気に出てきたような感じだった。
 それは、未だに完全に昇華できているとはわからないが、あそこで会社をやめて病気と向き合おうと決めてから色々な事が判りだした。
 自分の悪いところ、駄目なところ、びょうきをつくってしまった原因はなんだったのか。

 そして色々なもに接して、何が悪かったのか、どうすれば良かったのか、少しずつ少しずつ判ってきた。 

どういう考え方をすればいいのか、どういう生き方がいいのか、





30歳で潰瘍性大腸炎を発症し、33歳で会社を辞めた。
復調するまで長い時間がかかり、30代の人生は棒に振ったが、

会社を辞めたから今安心して人生を送れているのだと思う。 給料や安定した生活を捨てる事には不安があったが、10年間不安の中で苦しんだおかげで、今は今後の人生を安心して向かえられるようになった。
 もし、あの状態で30代を過ごしていたら、今、今後の20年、30年が不安で仕方がなかっただろう。