アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

鼓膜にタコ?

2015年10月25日 | Weblog
 両手の人差し指の第一関節が変形しています。対称に変形するという病気。小学生に、「この指どうしたの?」と質問されます。
 「これはね、膠原病の種類で、リュウマチの仲間で、両手の指が対称に・・・」などとは説明しません。説明したところで解らないでしょうから。
 「ペンダコ!」と、答えています。
 小学生は、「ペンダコ」の意味が分からない。
 「勉強しすぎるとできるんだよ」と、付け加えます。小学生は、大きく頷きます。何が何だか解らんが、頷いておけばその場を逃れられるということでしょう。内心は、「マダコ、ミズダコ、イイダコ、酢だこは解るが…ペンダコは、いないだろう。勉強してタコが獲れる?そんなバカナ!」でしょうね。

 ペンダコは、中指にできるわけで…それにしても、日本から「ペンダコ」が逃げていったんじゃないでしょうか?私の見事なペンダコも、ペンをほとんど使わなくなって、パソコンばかり使っているものですから退化して消えてしまっています。
 ペンダコを飼っている人を見ないなあ…。手書きの手紙とかも…見ないなあ…。かく言う私も、手紙はパソコン。

 ワープロが出回る前は、手紙は手書き。表書きを見ただけで誰からの手紙か解りました。文字のくせ、筆圧、誤字脱字、使っているペンの種類、好んで使うインクの色…。思えば、「手書き」というものは、「素晴らしいもの」だったってとこでしょうか。
 だったら、自分だけでも、手書きを復活させればいいだろうって?
 パソコンの便利さに慣れてしまっていますから、無理ですねえ。推敲が簡単で、仕上がりが美しい。

 治療を放棄しつつある滲出性中耳炎…鼓膜の切開をして、鼓膜が塞がって。また切開して、鼓膜が塞がって。またまた切開して…ペンダコは消えましたが、鼓膜にタコができるかなあ?