アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

呵々大笑

2017年01月28日 | Weblog
 「イッツ ゴーイング ツービー オンリー アメリカ ファースト」なんと解かりやすい英語であることか!「この日から、アメリカはファーストベースに出塁するだけになる」という意味。ボケている場合じゃないだろうって?「この日からアメリカ第一だけになる」だろうって?マアマア興奮せずに。

 その昔、ジョン万次郎の足跡をたずねて、ボストンの南、フェアヘーブンという町へ行ったことがありました。フェアヘーブンは日本が江戸時代の頃、捕鯨基地でした。そこで、佐山和夫さんの「野球とクジラ」に繋がるんですがね。それと、トランプさんの就任演説と、どう繋げる気かって?マアマア、今、繋げますから。

 佐山和夫さん…初代タイガーマスクかって?そ、それは、佐山聡。和夫さんは、ノンフィクション作家です。
 「野球とクジラ : カートライト・万次郎・ベースボール(河出書房新社1993年)」に、アメリカで生まれた野球が、なぜ、捕鯨の基地だったボストンとその近郊から発展したのかという疑問に明快に答えています。
 「野球はファーストに出塁し、セカンド、サードを回って初めてホームにたどり着く。そこでようやく1点だ。一塁に出てもホームに到達しなければ意味がない。このルールがたとえクジラを捕っても、母港に帰り着かなければ成功とはいえないと考えるアメリカ人の共感を呼んだ…」

 佐山さんの作品、野球をテーマにしたものが殆どで、実におもしろい。中には、「松井秀喜の大リーグ革命」「レッドソックスはなぜ松坂投手をとったのか」、桑田真澄と共著「野球道」「スポーツの品格」などという作品もある。「箱根駅伝に賭けた夢『消えたオリンピック走者』金栗四三がおこした奇跡」もある。
 アンティークマンが、佐山作品を推薦する理由がよく解るって?ボストン(野球とクジラ)、レッドソックス、箱根駅伝、金栗四三…好きですねえ!これらをテーマに、人権教室の教材を作っているくらいですから!タイトルの、「呵々大笑」は、このことかって?そうなんです!大好物ばかりで呵々大笑。

 閑話休題。ようやくトランプさんの、「イッツ ゴーイング ツービー オンリー アメリカ ファースト」に近づいてきました。
 「この日からアメリカ第一だけになる」…早速、環太平洋連携協定(TPP)からの永久離脱。壁も公約通り。この調子で、すべての決定は、アメリカ国民の利益にって所へ持って行くのでしょうねえ。安全保障だって、ホント危ないよ。安閑としていられない。

 その不安は、日本国民の全て(赤ちゃんを除く)が持っていることだって?そうでしょう、そう思います。だけど手も足も出ない。大統領令だもんね。で、せめてもの…遠吠え…
 「アメリカ第一?国益優先?」だったら、鎖国をお勧めしますよ。地球人は、共存共栄でなければならないのに、自国だけで勝手にやりたいというなら鎖国が一番です。(…実は、「地球人は、共存共栄」これも私の自作教材にあります。今日は自慢が多いかな)
 トランプさんの演説を、「この日から、アメリカはファーストベースに出塁するだけになる」という意味でとらえましょうや!
 ツイッターおじさんは、変身しない限りホームに生還することなど出来やしない。そのことに気づくかなあ?気づかないうちに4年経っちゃうね、きっと。私にとってのトランプさんのホーム生還は、「円安、株高」なんですけどね。そうなったら、呵々大笑でホームに迎え入れますよ。

 このまとめでは、フェアヘーブンへ行ったという自慢めいたことはことは書かなくても良かったんじゃないかって?フェアヘーブンへ行った日本人は、ジョン万次郎と私だけかと思ってね。なぬ?土佐清水市と姉妹都市なので、日本人も少しは行っているって?そうっだったのかぁ、自慢にならないってことね…。