アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

表現の自由は無人島でどうぞ!

2020年06月24日 | Weblog
 アグネス・チャンを、「『ひなげしの花』を歌った、単なる歌手」と、思ったら大間違い。上智大学国際学部→トロント大学(社会児童心理学)→スタンフォード大学教育学部(博士課程)→教育学博士号(Ph.D)取得→ペスタロッチ教育賞受賞…これほど勉強した「元歌手」ってほかにおられないんじゃないかなあ。 「教育学」を、学んだあたりに、アグネスの「人類愛」を感じます。
 1998年、日本ユニセフ協会大使に就任。毎年、世界各地のユニセフの現場を訪れ、さまざまな危機に晒されている子どもたちの現状を広く世界に訴えている。 東日本大震災の被災地にも、震災発生直後から何度も訪れています。

 なぬ?「アグネスは、立派な人物だということは分かったがぁ、だけどぉ、どうしてアグネスがソマリアへ行ったというだけで、インターネット掲示板やブログで、卑怯者たちの標的にされなきゃならなかったんだ」って?
 説明がくどくなりますが・・・「日本は児童ポルノの発信源」…このようにショッキングな国際的非難がありました。これをきっかけに、「児童買春・児童ポルノ禁止法」が施行されたのですがね。
 そして、ユニセフ協会は、さらに規制を強める動きをみせた。
 この状況を危惧した人たちがいたわけ。「児童買春・児童ポルノ禁止。規制強化」は、当然中の当然だと考えますが、そうじゃない人たちもいるのですよ。日本には。その人たちの言い分は、「規制強化は、基本的な権利である表現の自由を奪うものだ」と…。

 児童を守るより、表現とやらの自由が大切。ねっ!これだもの!私が、「自由などない」と、常々主張している所以です。自由を大上段に振りかざせば、「児童買春・児童ポルノは自由だ」と、なりますから!自由など、ないっ!
 規制強化に反対する人にとって、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」「ユニセフ憎けりゃ大使も憎い」で、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンが憎らしい人の筆頭にあげられた。機会があれば、アグネスをやっつけてやろう!というわけで手ぐすね引いていた。そして、ソマリアへ行ったアグネスへの猛攻となった。

 長くなりました。続きは次回。なぬ?「この話題に、さらに続きがあるのか」って?ハイハイ。「SNSでの誹謗・中傷問題」とは離れますが、FGMについて書こうかと。アグネス・チャンのつながりです。