第二次チェチェン紛争は終結したとはいえ、テロの可能性は残されている。「チェチェン」を名乗るテログループが犯行を予告しているから。
そういうこともあって、「テロ対策」は厳しく行っている。とりわけ、空港でのチェックはなかなかのもの。
私は初めての体験でしたが…、搭乗前の身体検査では、「万歳の姿勢をとらされて、360度透視」される。巨大な茶筒のような物の中に入れられて、茶筒が一回転する仕組み。それだけでは飽きたらず、念入りにボディチェック。恥ずかしかったのは、下着の下に、首から提げたパスポート入れの袋を隠し持っていたのですが…、「これは何だ?」と問われたとき。だって、警察みたいな服装のオヤジが、人前で私のシャツをめくりあげるんだもの…。不特定多数の大衆に、四段腹を見られてしまいました。
この袋…私自身は、「秘密のポケット」のつもりだったのですが、出入国管理官には、「怪しい、隠しポケット」だったよう。「オレ様の目は節穴じゃないぞ」と、得意満面でした。(真相は、このオヤジのお手柄ではなく、私のパスポート袋に入れておいた数枚のクレジットカードが、360度透視のときに反応していた)
日本には、「爪で拾って箕(み)でこぼす」という故事があります。ロシアにもありました。必要以上に念入りにボディチェックをして、飛行機に乗せる…。これは、「爪で拾って」の部分です。
と、と、ところがぁーっ!手荷物の「水」が素通りしてしまうのです。手荷物は、例の小さなトンネルの中を通して透視して、「人の目」で検査しています。この検査係が、おしゃべりに夢中で水を見逃すのです。つまり、運悪く、水を没収される旅客もおりましたがね。テロリストが、危ない液体を手荷物に入れた場合どうなりますか?まんまと通過してしまい、飛行機は空中で爆破されてしまいますよ!これが、「箕(み)でこぼす」です。
私は、機内持ち込み手荷物に500ミリリットルの水を3本入れていたのですが全く気づかれませんでした。検査の女性がおしゃべりしてよそ見していたのを観ておりましたから、大丈夫という確信がありましたけどね。
さらに愉快というか不愉快というか恐ろしいというか…
出国審査の時、若い女性ペアが、自分たちがパスポートを取り違えていることに気づかず、出国審査へ。と、ところが、「全く、なんのこともなく、無事通過!」これはどうゆうこと?
機械的な作業であって、「出国審査」などという仰々しいものではないということでしょう。これも、古き良きソ連時代の名残なのでしょう。まじめに仕事しても、給料がよくなることはないから、パスポートの写真と、目の前の人物が別人であるかもしれないなどということは気にしない。テロリストだったらどうなってしまったんだーぁっ!
そういうこともあって、「テロ対策」は厳しく行っている。とりわけ、空港でのチェックはなかなかのもの。
私は初めての体験でしたが…、搭乗前の身体検査では、「万歳の姿勢をとらされて、360度透視」される。巨大な茶筒のような物の中に入れられて、茶筒が一回転する仕組み。それだけでは飽きたらず、念入りにボディチェック。恥ずかしかったのは、下着の下に、首から提げたパスポート入れの袋を隠し持っていたのですが…、「これは何だ?」と問われたとき。だって、警察みたいな服装のオヤジが、人前で私のシャツをめくりあげるんだもの…。不特定多数の大衆に、四段腹を見られてしまいました。
この袋…私自身は、「秘密のポケット」のつもりだったのですが、出入国管理官には、「怪しい、隠しポケット」だったよう。「オレ様の目は節穴じゃないぞ」と、得意満面でした。(真相は、このオヤジのお手柄ではなく、私のパスポート袋に入れておいた数枚のクレジットカードが、360度透視のときに反応していた)
日本には、「爪で拾って箕(み)でこぼす」という故事があります。ロシアにもありました。必要以上に念入りにボディチェックをして、飛行機に乗せる…。これは、「爪で拾って」の部分です。
と、と、ところがぁーっ!手荷物の「水」が素通りしてしまうのです。手荷物は、例の小さなトンネルの中を通して透視して、「人の目」で検査しています。この検査係が、おしゃべりに夢中で水を見逃すのです。つまり、運悪く、水を没収される旅客もおりましたがね。テロリストが、危ない液体を手荷物に入れた場合どうなりますか?まんまと通過してしまい、飛行機は空中で爆破されてしまいますよ!これが、「箕(み)でこぼす」です。
私は、機内持ち込み手荷物に500ミリリットルの水を3本入れていたのですが全く気づかれませんでした。検査の女性がおしゃべりしてよそ見していたのを観ておりましたから、大丈夫という確信がありましたけどね。
さらに愉快というか不愉快というか恐ろしいというか…
出国審査の時、若い女性ペアが、自分たちがパスポートを取り違えていることに気づかず、出国審査へ。と、ところが、「全く、なんのこともなく、無事通過!」これはどうゆうこと?
機械的な作業であって、「出国審査」などという仰々しいものではないということでしょう。これも、古き良きソ連時代の名残なのでしょう。まじめに仕事しても、給料がよくなることはないから、パスポートの写真と、目の前の人物が別人であるかもしれないなどということは気にしない。テロリストだったらどうなってしまったんだーぁっ!