アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「義」がある「虫」が「蟻」?忌々しいっ!

2025年03月08日 | Weblog
「アリ」と、戦った時代がありました。
「そんなもの、『アリの巣コロリ』でやっつけてしまえばよかったのに」
 と、おっしゃられるかもしれませんが、連戦連敗でした。
 どう頑張っても、勝ち目がないと思いましたねぇ。
(冒頭から「アリの巣コロリ」が出ましたが、昨日の続きではありません)
 家に入ってくるアリについては、「アリの巣コロリ」でなんとか防御しました。
 問題は、畑のアリでした。畑に巣を作るので、作物が枯れてしまいます。被害は増大の一途。

 昔…(また昔話!)「黒い絨毯」という映画を見ました。これは、古いワ!アリと人間の戦いを描いたSF映画でした。怖い映画でしたよ。アリと戦いながら、アリは恐ろしいものと認識を新たにしましたねえ。

 アリは、一見吹けば飛ぶような昆虫ですが、実に奥が深くて…アリについての知識を楽しむだけならアンビリーバブルの連続で良いのですが、被害者としましては、感心している場合じゃありません。難敵です。

 <アンビリーバブルなアリたち>
○ 毒針で狩りをする。大人の人間を殺傷する能力はないようですが、焼けるような激痛が全身をに走るのだそう。(パラポネラ )

○ 花の蜜を回収し、「働きアリを蜜の貯蔵壺」にしてたくわえる。(ミツアリ。オーストラリアに分布。アボリジニがおやつにする。仲間を蜜壺にしてしまうってんですから…。アボリジニの皆さんも、甘いものが好きなんですねえ)

○ 農業をする。ハキリアリ。木の葉を巣の中へ運び、その葉で培養した菌類を主食にする。
 私の夢は、「どぶろく作り」なんですけど…発酵食品もどきを作るという点で、アリ並ってところでしょうか。

○ 木の上にボールのような巣を作る。(ツムギアリ。我が家の畑に巣を作る連中よりずっと良い奴です。木の上で何を作ろうと、私に被害はないから)

○ 自らが集団になって固まり移動式の巣を形成する。集団のアリ1匹1匹がしっかり組み合わさることによって即席の筏を作り、水上を移動することもできる。獲物を求めてジャングル内を放浪し、通りがかった動物・昆虫など全てを集団で襲い食べ尽くす。人間やライオン等にも襲いかかった例がある。(グンタイアリ…こいつとは戦いたくないですねえ。)

○ 殺人アリ。(ファイアーアント→刺されると急性のアレルギー症状を起こし死亡することもある。ナンベイオオアリ→強い神経毒を持ち、毒の威力はスズメバチ並。色々な死にざまがあるけど、アリには殺されたくないんですけど…)

○ 海に巣をつくる。(ウミトゲアリ。泳ぐのが得意。信じられないけど図鑑に載ってます)

 子どもの頃、図鑑で「アリ」を見ていた人は、懐かしかったでしょう。

 我が畑を席巻していたアリは・・・
 作物の根に巣を作り、巣を拡張する。作物が、しわじわと枯れる。私の「三馬ゴム」の長靴に侵入し、刺す。
 痛いし、かゆいし…まあ、刺された人でなければ分かりませんね~。
「アリが刺すわけないだろう」って?アリは、「昆虫綱・ハチ目・スズメバチ科」ですから。前述のパラポネラやファイアーアントがそうであるように、刺します。

<戦いの軌跡>
 アリ用殺虫スプレーをかけても、逃げていく…。効かないのかなあ。
 水責めも敢行しました。巣穴へ水を入れたのですが、8リットルの水を入れても、巣穴から溢れてきませんでした。一体巣穴にどれだけの容量があるのか?
 スコップで巣を破壊して土を入れ、ガンガン踏みつけました。 そして翌朝、さすがのアリも私の仁義なき「非道攻撃」には適わなかっただろうとぉ・・・ギャー!す、す、巣は補修が進んでおり、さらに、新天地の開拓が進み…アリたちが元気に働いていましたよ!徹夜での工事らしい!こんな巣穴が、十数カ所。
 そのほか物件探しなのか、アリが歩いている・・・!
 歩いているアリを見るだけで、戦慄をおぼえましたねえ。

 それでも、私だって意地ってものがありますから巣穴破壊へ行くわけで…。
「焼け石に水」の同義の新諺…「老人にアリの巣」。


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