アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

国家が中高生の喫煙を容認しているのか?

2011年07月29日 | Weblog
昨年10月1日に、たばこが値上げされました。そのあと、中高生の喫煙者の約2割が禁煙した。これには驚きました。何にでも驚く奴だなだって?…驚くことにしか驚きませんよ!
 中高生の禁煙率、誰が調査したのか?そうです。それが、問題です。いい加減な団体の調査なら、無視するところです。ところが、な、な、なんと、「厚生労働省研究班の全国調査」だというのです。

 「約2割が禁煙した理由は、お小遣いが間に合わなくなったからだろう。驚くことではないだろう」と、いう声が聞こえてくるようです。私が驚いたのは、約2割が禁煙したという数字とか、高校生にはたばこが高価だから買えないとかではありません。
 「厚生労働省の調査」という点に驚いたのです。中高生って、喫煙してはダメですよね!そ、そ、その調査を…中高生に…
昨年10月から今年3月にかけて、全国244校の中学、高校を無作為に選んで実施。170校約9万9000人から回答を得た。
 その結果、2854人が値上げ後も喫煙を続ける一方、656人が禁煙したと回答した。

 中高生に喫煙する子がいるということぐらい、多くの日本人が分かっているでしょう。「厚労省」も、内心は分かっていた。しかし、表向きはあくまでも、「中高生は喫煙できません。ですから、白書のようなものを出す時には、喫煙する子はいないという前提でなければならない」…こうでなければならないでしょう?
 それなのに、「中高生喫煙者はおります。たばこの値上げで禁煙するハメになった生徒数を調査しまーす」…これはおかしい。このことに驚いたのです。

 無作為の調査で、2854人が喫煙していることが判明したのですから、こやつらを補導しなさいよ!補導しなければ、国が中高生の喫煙に寛大であるということになります。それができないなら、法律を変えて、中高生の喫煙を推奨すればいい。
 「法律では、禁止だが実際は喫煙していますよーっ。値上げで、禁煙したのは約2割ですよーっ!」
 これって、「約2割という数字は予想以上に多いので、良かった」と、いうことなのか?または、「約2割とは、予想外に少なかった。中高生って、お金持ちなのね」と、いうことなのか?口では、「中高生の喫煙防止」だが、知らん顔で第三者を決め込んでいるもんねーっ。

 あと、厚労省研究班は、「毎日喫煙する生徒の63%、月1回喫煙する生徒の46%が、タスポを使ってたばこを購入している」と。
 だからなんなの?「国民の民さん驚きなさい」ということなのか?それとも、「国民の皆さん、タスポって意味ないよねー」ということ?捕まえて、1~2年刑務所に入れとけよ!喫煙する中高生は、間違いなく犯罪に加担しますよ。え?中高生の喫煙自体すでに法に触れているって?そ、そうですよね。

 ま、いずれにしろ厚労省は、「本気で中高生の喫煙を防止するつもりがない」と、いうことだけは明白。