アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ドイツの話題には顔を突っ込まないようにしています

2015年10月02日 | Weblog
 なぜかって?私のドイツ好きは、知らない人でも知っている。「あの人は、ドイツを褒めとけば機嫌がいい」とさえ陰口をささやかれる。暇そうな人を捕まえては、ドイツ人が、「いかに勤勉で優秀で心がきれいで…ビアホールへ行けばビールをおごってくれて…」と、教えてあげる。私が近寄ると、ドイツ自慢をされると察知して逃げる人も少しだけおりますがね。

 「ドイツ自慢主義」の私に、冷や水どころか、氷水を浴びせたのが、VW。アレはない。アレはない…。排ガス検査のときだけ、「排ガス浄化機能」がフル稼働するように車に違法なソフトを組み込んで規制をかいくぐっていた。その車種は、日本では個人輸入の分だけだそうで大きな問題にはなっていませんがね。

 ドイツ人が、そのようなあくどいことを本当にしたのか?信じたくないですよ。ナチスが残した、唯一の人類に貢献する財産といわれていたVW。ナチスのあくどいDNAをしっかり受け継いでいたということなのか。

 日本も、大きなことは言えません。実際、規制逃れは日本の自動車メーカーでもありましたから。その時は、東京都が不正を告発しました。
 さすがドイツは、もと同盟国。日本でやったことはドイツでもやるのです。仲がいい!仲良きことは美しき哉、キュウリとナスとカボチャ by 実篤。
 米国では規制逃れは法令で禁じていますから、VWは、「2兆円を超す制裁金」が科される可能性があるのだそう。2兆円…VW、潰れてしまうんじゃないのか心配です。

 私もディーゼル車に長いこと乗っていました(三菱デリカ)。排ガスの話題になると、たちまちやり込められました。ディーゼル車は環境に悪いというレッテルが貼られていましたから。
 温暖化対策の意識の高い欧州では、全く逆。ディーゼル車は、ガソリン車に比べて燃費が良く、二酸化炭素の排出量が少ない!だから、ヨーロッパの新車の半数をディーゼル車が占めるという。
 ディーゼル車はクリーンだった!私のデリカを責めた人たち…きっとバチが当たるでしょう。えっ?排ガスの浄化があっての「ディーゼル車は二酸化炭素の排出量が少ないということ」だって?わ、我が家のデリカは、は、は、排ガスゼロだったはずだけどなあ?

 ほとぼりが冷めるまで、「ドイツ自慢」は封印しておくことにしますよ。

やばいの多用はやばいかな

2015年10月01日 | Weblog
 肯定の「やばい」は、すっかり市民権を得ております。
 私ども団塊の世代の「やばい」は、「掟破りたちの隠語」でした。「犯行がバレそうになってやばい」「アイツににらまれたらやばい」…。

 1980年代になって、やばいは、「カッコ悪い」という意味にも使われるようになりましたが、ここまでは、「否定的な意味」。
 ところが、1990年代になって、なんと、「肯定的な意味」で使われるようになりました。180度の転換ですよ。用例としましては、「このワインやばい(このワインめちゃめちゃ美味しい)」「あの選手やばい(あの選手センス抜群)」てな具合。
 私の予想は、「肯定的なやばいは、じき廃れるだろう」でした。例えば、「KY(空気読めない)」も華々しくデビューしましたが、今やだーれもKYという言葉など使いやしない。使えば、こっぱずかしいから。「バッチグー?」化石です。

 肯定のやばい…どうして市民権を得ていると感じたかといいますと…「YOUは何しに日本へ」を観ておりましたら…ロシアの20歳の女の子二人組が来日。二度目の日本で、1か月の滞在予定。三浦春馬の大ファンで、この度は、「進撃の巨人」を観るために来たという。彼女らの凄いところは、「独学で日本語を勉強し、すでに日常会話には不自由しないまでになっている」というところです。
 で、「進撃の巨人」を見終わって映画館から出てきた二人は…「やばい!超やばい!」を連発したのです。感動の極致で出た言葉が、「スパシーバ」ではなく、「やばい!」これはやばいですよ!もう、やばいの進撃は誰にも止められません。

 私も、肯定的なやばいを多用することに決めました。
 「このお酒やばぁい」「この焼酎やばぁい」「このビールやばぁい」「このシャンパンやばぁい」…。