京都から帰ってきました。昨日の京都サンガ戦は、皆さんもご存知の通り0-1の敗戦。リーグ戦初の黒星を喫し、首位からも陥落しました。でも、今回のアウェイ京都戦は、いろんな意味でアウェイ観戦の醍醐味や楽しさを感じさせてもらった八百政夫妻であります。明日からまた仕事なので夕方4時前には自宅に帰宅しましたが、昨日の早朝5時に出発してからの約35時間、実に充実した楽しい時間を過ごさせてもらいました。
今回は阪急嵐山駅側(嵐山でもオレンジのユニを見つけました)から阪急電鉄で西京極入り。こっち側から電車に乗ると、途中で松尾神社のある松尾駅を通ります。電車の中から松尾神社の大鳥居に向かって手を合わせる八百政。「どうか松尾が活躍しますように」 西京極に着いたのは5時過ぎくらいだったでしょうか?だんだん気持ちが高まります。駅の改札口ではご覧のような横断幕が僕らを迎えます。
西京極の競技場に着くと、こんなアーチのお出迎えも。今年はバナナは配っていませんでした。残念!
コンビニで買っていった夕食のお弁当をを生ビールで流し込みながら食べていると、3年ぶりに僕らの前にサンガのマスコット2人が登場。アルビサポに向かって「お尻ペンペン」で挑発するバーサ君。悪たれ小僧であります。それをたしなめながらアルビサポに謝る恋人のコトノちゃん。アルビサポの笑いをとっていました。踊れなくてもこういうパフォーマンスを相手サポに披露するあたり、サービス精神旺盛であります。これはわがアルビも見習わなくてはね。
さてさて、あとは気が付いたことを思いつくままに…。
ゲーム前のキーパー練習で、この試合のサブのキーパーが東口であることがわかりました。この前のサテライトでも、東口君はいい動きをしていましたしね。早速、初お目見えの東口コール。これからチャンスも与えられるのでしょうね。北野を脅かす存在になってほしいです。…と言いながらも、ちょっと黒河を心配するわれら夫婦でありました。
開始わずか3分。あれっ?あれっ?って言う間に、パウリーニョに先制点を決められます。「千代反田!しっかり!」って声をあげたけど、今考えるとあの時、松尾はどこで誰をマークしていたんだろうか?まぁこの時は「まだまだこれから!これから!」とG裏全員が思っていましたし、選手もそうだろうと思います。しかし結果としてこの1点が決勝点になるわけですから、サッカーは怖いですね。
「ケガで不在のマルシオ」の穴を埋めたのはウッチーでした。しかしウッチーもまたケガからの復帰戦です。鈴木監督は思いきった手を打ったものですね。ウッチーもよく頑張ってはいましたが、他にも選択肢はあったのでしょうね。ケガから復帰したウッチーは右サイドバックの慣れたポジションにして、マルシオの代わりは亜土夢を使うとかね。松尾が「もう一歩」って感じだったので、なおさらそう感じました。「松尾神社にちゃんとお参りしてくるべきだった」と反省した八百政です。あと、いきなりヨンチョルを使うっていうのは超攻撃的すぎるのかな?いずれにしても「マルシオ不在」のケースでどう対応するかっていうのは、今後もアルビの大きな課題になることは間違いないようです。
アルビ自慢の3トップも、前半はなかなか機能しませんでした。セカンドボールも拾われまくり、シュートもほとんど撃てなかったんじゃないかな?「今日は動きが悪いな!」って見ていて感じました。でも後半は怒涛の攻撃も見せましたけどね。「あ~あの1本が枠をとらえていれば!」っていうシュートも何本かありました。昨日の場合、「サッカーの女神にそっぽを向かれた」って感じ?でも、それが「本物の強さになっていない」ってことなんでしょうか。だけど、松下の動きはよかったし、ジウトンの攻め上がりは魅力的だったし、貴章の献身的なプレーは相変わらずだったし、前半はあまり仕事をさせて貰えなかったペドロジュニオールも後半はキレのよさを見せてくれました。失点も最小1点に抑えたわけだし、「チームが大崩れしたわけではない」というのは間違いないところ。ただ、今回のゲームを見てボクが何度か感じたこと「大島は足が遅い」。もちろん大島はそれをカバーして余りある才能の持ち主なんでしょうが、ちょっと心配でした。
今回のゲームで一番感動したのは、G裏のみんなの姿勢でした。「やっぱアウェイまで来るサポーターはみんなたいしたモノだ!」としみじみ感じました。ボクはほぼ中央で周りの皆さんと一緒に声を張り上げていたのですが、周りでヤジを飛ばしたり愚痴ったりする人は一人もおらず、気持ちよく90分間応援できました。もちろんビッグスワンで時々迷惑している「文句言いオヤジ」や「講釈たれオヤジ」や「ブーイングばっかり小僧」も、少なくともボクの周りにはいませんでした。そして感動的だったのは、今回すぐ近くで応援させていただいたコールリーダー(ktmr)氏の姿勢と周りへの声がけでした。一切マイナス思考なし。常に選手を信じ、勇気づけるプラス発言。「みんな選手も頑張っているから僕らも選手を信じて声を出していこうよ」「各自が自分の思いを自由に声に出していいんだよ」「絶対に大丈夫!選手を信じよう!」太鼓を叩き、全体のコールをリードする一方でこのような声をかけ続けるコールリーダー氏とその周りの皆さんに、僕ら夫婦は大きなリスペクトを覚えたのであります。本当にありがとうございました。
試合終了のホイッスルが鳴り、残念ながらアルビの敗戦と首位陥落が決定しました。チームは零敗を喫しました。しかし、ゲーム後にG裏に挨拶に来た選手達に、サポーターからは大きな声援とアルビレックスコールが送られました。ブーイングをするサポーターなど一人もいません。さっさと席を立つサポーターなど(少なくともボクの視界の中には)一人もいません。みんな口々に「よく頑張ったぞ!」「次はホームで頼むぞ!」と選手に声をかけ続けました。負けはしましたが、「悔しくない」と言えば嘘になりますが、それでも「アウェイ・京都まで行ってよかったな」としみじみ思いました。これがアウェイの魅力なのですよね。
最後に…。
今回、北陸自動車道&名神高速道を利用して京都戦に参戦したわけですが、土日のETC割引(どこまで行っても1000円)っていうのは本当に素晴らしいですね。往復で14000円ほど得しました。
さて、「京都戦番外編」はまた明日