週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

高徳への期待と懸念

2009年08月26日 | アルビレックス新潟

リーグ戦も後半になって、アルビレックスの左サイドバックのポジションを担っている酒井高徳選手。「松尾のケガによる離脱」「外国人枠や出場停止の関係でジウトンがメンバーから外れる」などのチーム事情はもちろんあるとはいえ、高卒ルーキーがここまでアルビの左翼の座をガッチリと奪うとはたいしたモノです。しかも高徳選手、新潟県三条市出身でアルビユース出身というのも、僕ら新潟県民としては嬉しいですね。

今日の冒頭の画像は、半月ほど前に発売された「WEEK」誌の特集記事です。「必死さから見えたもの」というこの特集記事の中には、内田潤の「あいつはいいですよ。頑張りますから」という高徳評も記載されていました。

守備面ではヒロシの方がもしかしたら安定しているのかもしれません。しかし、積極的な攻撃参加、再度攻撃からのクロス、相手に対してガツガツ迫る貪欲さなど、高徳の魅力は僕らに猛アピールであります。場数を踏んでいくにしたがって、技術も向上してきているように感じます。まさに「伸び盛り」って感じです。

「サカマガ」や「サカダイ」などにも、扱いは小さいですが写真入りで掲載されることも多くなってきました。これからますます注目度がアップしていくことでしょう。わがアルビレックスにとっては、高徳は本当に「期待の星」であります。高卒ルーキーで入団した選手としては、過去に例のないスタメン入りの頻度の高さ、出場時間の長さであります。既に亜土夢や河原の実績は超えているのは間違いないでしょう。

ですが、そんな高徳にボクはある懸念をしております。不安材料を感じています。いかに才能のある選手とはいえ、まだまだ年齢的には18歳。高校を卒業したばかりの年代です。それがサッカーJ1の舞台で活躍しているわけですから、調子にのっているのは間違いありません。しかし、怖いモノ知らずで活躍するその姿には、やや「危うさ」も感じているのであります。

それは精神面の未熟さであります。高卒後すぐの若さでスタメンを張るということで、周りの目も自分に一目置いているし、自分なりにそれなりにやれそうだと手応えを掴んでいる若者にとっては、調子に乗りすぎる心配があります。下世話な言い方をすれば「調子こいて生意気になる」、小千谷地方的に言うならば「マンキになる」、漢字熟語を使って言うならば「謙虚さに欠ける」…って感じです。

日曜日の京都戦。スタメンで出場していた高徳は、後半37分1-2で負けている状態でヒロシと交代となりました。その時の高徳の姿は多くのサポーターの目に映っていたはずであります。ユニフォームを脱いで悔しがり、ベンチに脱いだユニフォームを叩きつけるその姿を。その行為はもしかしたら「自分の不甲斐なさ」に対する怒りだったかもしれないです。しかし、その姿をJリーグ選手に憧れる青少年たちに胸を張って見せられるか?とボクは言いたい。

高徳が現在も将来も有望で、わがアルビレックスの宝である選手であることが間違いないだけに、天狗にならず、いつも謙虚で青少年の手本になる選手でいて欲しいと八百政は心から願っております。

コメント (2)
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