週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

この移籍に”義”はあるか?

2009年08月27日 | アルビレックス新潟

ペドロジュニオールのガンバ大阪への完全移籍(正確に言うなら大宮からアルビへの完全移籍があり、その後のアルビからガンバへの完全移籍)のニュースには、本当にビックリしました。「そんなことがあっていいのか!」っていうのが正直な気持ちです。いろいろな意味でガッカリしています。ガンバにも、アルビにも、ペドロにも、Jリーグにも、世界のサッカー界にもです。なんともやるせない思いであります。

この移籍に”義”はあるのか?そんな気持ちでボクの心は一杯です。「チームとして移籍金も入るし、ペドロの移籍は結構なんじゃないか?」そういう考え方があることも、チーム経営という観点から考えれば、理屈ではわかります。しかし、正直本音の部分では到底納得はできません。今回のペドロジュニオールの移籍は、アルビレックス新潟に対する新潟県民の熱い想いを冷ましてしまう危険性を大いに孕んでいるとボクは思います。

まずはガンバ大阪。
・大分からマグノアウベス、甲府からバレー。各チームのエースストライカーをマネーパワーにモノを言わせて奪い取るチームの経営スタイルがまず気に入らない。
・それでも前述の2選手はリーグ戦終了後の移籍だけど、今回のペドロはシーズン途中。シーズン途中に相手のエースで得点王にオファーを出す、その根性が気に入らない。世の中には”仁義”ってものがあるのでは?
・実際、中東のオイルマネーのパワーに屈し、マグノもバレーもシーズン途中に移籍。今回だってレアンドロがカタールに行くことになった後釜がペドロでしょう?ペドロも来年のシーズン途中には退団するのかな?

次にアルビレックス。
・どんなにガンバからオファーが来ようが、アルビとペドロが首を縦に振らない限り今回の移籍は実現するはずがないのは事実でしょう。現在チーム得点王のペドロの移籍に首を縦に振ったアルビには、問い正したいことがいくつかあります。
・まず、今期の「リーグ戦優勝」「ACL出場」はあきらめたのか?ということ。確かにここのところ調子は落ちているけど、僕らはあきらめていませんでしたぜ。もちろん今も諦めていません。でもチームの得点王をシーズン途中に移籍させるって、「今シーズンは残留の目処も立ったのでもういいでしょ?」ってことなんですか?
・次に、サントスの加入は今回の布石だったのか?ということ。ペドロ、マルシオ、ジウトンと、外国人枠3を使い切っていながらのサントスのシーズン途中加入は、もしかして「ペドロの移籍」が前提にあったのでしょうか?
・もしかして選手間では今回の移籍は既定路線として暗黙の了解があり、ここ数試合の不振の精神的原因はここにあったのではないのか?ある選手がインタビューで言っていた「チームの状況があまり良くない」っていうのは、ここに原因が?

そして最後にペドロ。
・どんなにガンバが金の力にモノを言わせたとしても、ペドロ本人がOKしなければ是対に実現しないのがサッカー界の移籍です。結局ペドロにとって新潟はその程度(シーズン途中でサヨナラする程度)の存在だったのかな?もしそうならこれはしょうがないけどね。
・アルビサポの中の大勢が「背番号9」のユニを着てビッグスワンにかけつけます。背中に「ペドロ」を背負って応援にかけつけるサポをおいて、シーズン途中に他チームに移籍するって、マネーの力の前には霞んでしまうことなのかな?

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ボクもわかっているんです。今回のペドロの移籍は、サッカー界のシーズン途中の出来事としては何らルール違反ではないことは。でも、やっぱり納得できないんですよね。上杉謙信や直江兼続がこの場にいたら何と言うでしょうね。「この移籍に”義”はあるのか!」なんて言いませんかね。今回のペドロの移籍が、新潟県民のアルビ離れやリーグ戦後半への興味減退につながらないように、心から願っています。

最後に言わせてください。「奮起せよ!貴章!大島!」「チャンスだぞ!ヨンチョル!亜土夢!堅碁!」「存在感を示せ!エヴェルトン!ジウトン!」

ペドロが居ようが居まいが、「ボクがアルビを応援する」っていう事実に何らかわりはないのであります。ペドロ?関係ない関係ない。ボクは選手ではなく、「アルビ」というチームを応援することに決めているのですから。 

コメント (18)
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