今週発売の「サッカーマガジン」と「サッカーダイジェスト」は、両誌ともすばらしいですね。アルビサポーターとして実に興味深い記事が、両誌ともに掲載されています。こういう記事が掲載されるってことは、「アルビはいいセンいっている」ということに間違いないのだと思います。
まずは「サカマガ」です。
●2節の磐田戦の戦評の見出しに、「”頭脳”が教えてくれた得点法」とあるのですが、この”頭脳”ってば勲のことなんですよ。「個に頼らずとも連動すれば攻めることができる。守勢の中、”頭脳”が堅守速攻の特色をチームに再確認させた。」けだし名言であります。
●「サカピポ(サッカーピープル)」は、河原の特集でした(画像右下参照)。オレンジ色の背番号20の写真が躍動しております。「真価示す時」「サイドハーフで広がった可能性」「新潟も栃木も裏切れない」等の見出しにもそそられますね。
●連載「蹴辺の人々」は、”われらがあんにゃ”こと海本慶治ジュニアユースコーチの特集でありました。「全員がプロになるわけじゃないけれど、可能性のない子なんていない」「目の輝きこそ生きがい」、これまた名言でありますね。
続いて「サカダイ」であります。今回のサッカー週刊誌2誌の比較では、いつものボクなら正直言って「河原の特集記事で『サカマガ』に軍配」と安易に判断しそうであります。しかし、今回の「サカダイ」の鈴木×関塚対談「4-3-3がJを制す」は勉強になりましたし、嬉しかったですね。この記事だけでも「サカダイ」を買った甲斐がありました。この対談の中で、心に留まった言葉をちょっと紹介しますね。
●【鈴木】:ワイドに構えたアタッカーが個の力で突破できれば、非情に魅力的なサッカーができる。(中略)昨季の新潟だと、ペドロや矢野がいてその効果を発揮できたのだと思います。
●【関塚】:中でも矢野の存在は大きかったですね。彼は守備の際、最終ラインまで懸命に戻ってきてディフェンスをするし、あの運動量が新潟の4-3-3を成り立たせていたと思う。彼のチームへの貢献度はすごかった。
●【鈴木】:中盤にアンカーを置くと、1枚だから守りが薄いなという印象を持ってしまうことがあるけれど、でも前の選手がしっかりディフェンスすれば問題はない。それこそ矢野のようにね。
●【関塚】:システムというよりもスタイルだと思う。中心選手をどのゾーンで生かすのか。それがすごく大事になる。新潟では1ボランチに本間がいて、その前のマルシオと松下の距離感が絶妙だった。ワイドにはペドロジュニオールと矢野がいるし、非常にマーキングが難しかった印象がある。
鈴木監督のみならず、敵将であった関塚監督からもこのように貴章が評価されていたとは、本当に嬉しいですね。できれば岡田監督にも評価してほしいけどね。さらにこの後に、4-3-3についての解説ページ「元バルセロナ・カンテラ監督が見た名古屋と川崎の『バルサシステム』」も勉強になりました。前の「鈴木・関塚対談」から8ページの4-3-3特集なんですが、これらの記事の中に7枚のゲーム画像が使われています。なんと、その中の5枚にアルビ戦士の姿が写っています。貴章、永田、ペドロ、千葉、ファグネルの5人でありました。
毎週こんなにアルビ系記事が掲載されるようだと、「サカマガ」も「サカダイ」ももっともっと買うんですけどね。両誌の編集記者さん、アルビをよろしくね。