アウェイ観戦の楽しみの1つに「プチ観光」があります。日程的や経済的に「ゆっくりと」は無理でありますが、せっかく遠くに来たのでありますからその土地その土地の文化(食文化も大いに含む)に触れたいものですよね。
ガンバ戦のくれよんバスツアーは、午前9時に万博競技場の駐車場に到着いたしました。スタジアム開門の14時までの5時間、今回僕らはけっこう充実した時間を過ごすことができました。
万博競技場は、言うまでもなく万博公園に隣接(公園内か?)しているわけでして、この万博公園は1970年の「エキスポ70:万国博覧会」の会場になった歴史的な場所なのであります。冒頭の画像は、万博のシンボル「太陽の塔」です。作者はもちろん「芸術は爆発だ!」の岡本太郎氏。今の若者世代には「"20世紀少年"のあの塔」と言った方がわかりやすいかもしれません。僕らの世代は重松清の「トワイライト」の表紙として、哀愁を帯びた雰囲気も感じさせてくれるシンボルでもあります。
1970年。日本経済が高度成長真っ只中の頃(1ドルが360円だったのだ!)、「人類の進歩と調和」をスローガンにこの国民的なお祭は行われたのであります。八百政夫妻が小学6年から中学1年の頃であります。同級生の中のお金持ちの何人かは「万博に行ってきた」「月の石を見てきた」と言っておりましたが、僕ら夫婦は共に「連れて行ってもらえない組」でありました。あれから40年も経ったのでありますよ。
はい。こちらは、太陽の塔を裏側から見たところです。太陽の塔は背中にも顔があるのであります(本当は地下にも”顔”があるのだ)。案内モデルは八百妻です。
その太陽の塔の近くに、まるで僕らの世代を過去に誘うかのように「EXPO70パビリオン」という万博記念館がリニューアルオープンしておりました。館内はまさに「懐かしさ」と「哀愁」と「当時の思い出」だらけです。僕らはテレビや雑誌でしか見ていなかった「万博」ですが、タイムスリップしたような気分にさせられました。同世代の皆さん、ここはチェックポイントですよ!ちなみに入場料は200円でした。
万博公園内は桜の木がたくさん植えられていますから、お花見のシーズンには賑わうのでしょうね。僕らが行った一昨日は、さすがにまだ桜の季節には早かったですが、画像のようにチラチラと咲き始めてはいました。来週の湘南戦では関東の桜を見れますかね?
今回、僕らが最も時間をかけて見学したのがここ「国立民族学博物館」です。この博物館は素晴らしいですよ。さすが国立です。金をかけてます。世界中の様々な国や民族の資料を集め、展示しています。もちろん、アイヌ、イヌイット、アポリジ-ニなどの先住民族も含めてです。本当に素晴らしい展示物の数々でした。1日いても飽きないくらいですよ。僕らはたっぷり2時間半をこの博物館で過ごしました。
そうそう、昼食もこの博物館のレストランで食べました。
女房が食べた「アラビアンナイトプレート」(コーヒー付き1200円)と
ボクが食べた「インドネシアプレート」(1200円)であります。両方とも、とても美味しかったです。
万博公園内には、他にも「日本庭園」とか「大阪日本民芸館」とか「現代美術の森」とか興味のある施設もあったのですが、時間の関係で今回は行くことはできませんでした。競技場からはモノレールで大阪の繁華街にも近いみたいだし、アウェイのガンバ戦はぜひ来年以降も行きたいなぁ…と思っております。