男の修行
苦しいこともあるだろう。
言い度(た)いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度(た)いこともあるだろう。
これらをじっとこらえてゆくのが
男の修行である。
新潟県が生んだ偉人であり、ボクにとっては母校の先輩でもある山本五十六。いわずと知れた、第2次世界大戦時の日本の海軍大将:連合艦隊司令長官であります。その山本五十六の名言「男の修行」が冒頭の言葉です。初勝利が遠いアルビレックスにとって、今はまさに「男の修行」の時です。選手も監督もフロントもサポーターも(「私は女よ」とか突っ込まないように)、今はじっと我慢の時、修行の時なのです。
五十六が残した名言には、他にこんな言葉もあります。
やってみせ、
言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、
耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。
やっている、
姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。
前半の「やってみせ…」は有名ですが、後半の「話し合い…」以降の部分はあまり知られていませんよね。ボク自身も4月に転勤して仕事内容も大きく変わり、新しい部下や同僚との関係に右往左往の毎日です。肝に銘じたい言葉です。黒崎監督、田村社長、森保ヘッドコーチ、腰を据えアタフタせずに、しかし決断すべき時は躊躇なく決断し、部下を選手を生かしてください。
さらに五十六のこの名言です。
人は神ではない。
誤りをするというところに人間味がある。
さらにこれ。
博打(ばくち)をしないような男は
ろくなものじゃない。
含蓄のある言葉やなぁ…。黒崎監督、田村社長、ついていきます。まだまだこれからです。チームのために、よろしくお願いしますね。なんだか、今おかれている自分の仕事上の悩みとアルビレックスの現状とが、山本五十六の言葉によって勇気づけられます。
やっぱ歴史上に名を残した人物はたいしたモノですね。なんだか勇気が湧いてきました。そして最後にこの言葉です。
実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。
なぜなら、われわれ実年者が若かった時に
同じことを言われたはずだ。
今どきの若者は全くしょうがない、
年長者に対して礼儀を知らぬ、
道で会っても挨拶もしない、
いったい日本はどうなるのだ、
などと言われたものだ。
その若者が、こうして年を取ったまでだ。
だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。
何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。
職場でもG裏でも、そしてアルビレックスのゲームプランの中でも、若い諸君・若い選手の台頭は、何よりも頼もしくチームの成長には重要な要因だと認識しています。
今日は、山本五十六の名言を取り上げながら、「自分自身とアルビサポに勇気と自信と誇りを!」という気持ちでこのエントリーを書きました。