今現在のアルビレックス新潟には、大きな悩みが2つあると思います。その1つは「勝てない」ということ。リーグ戦8節を終了して未だ未勝利なのはアルビレックスだけ、もちろん最下位であります。そしてそれに輪をかけて深刻なのは、「ビッグスワンにお客が入らない」こと。4万人はもはや伝説で、今や2万5千がいいところであります。
もちろん、この2つの悩みは密接に関連しているのは明白です。当然、「(ホームで)勝てない」から「客が入らない」のであります。アルビレックスは、完璧に負のスパイラルに巻き込まれています。「ホームの誇り」「俺たちの清五郎」はどこへやら、昨年の6月以来ホームで勝っていないなんて確率的にも「アンビリーバブル」な状況なんであります。
さて、4月22日(木)の新潟日報(スポーツ欄ではない)に、「成績低迷、観客減のサッカーアルビ」という記事が掲載されていました。ご覧になったサポーターの方も多かったのではないでしょうか?それが冒頭の画像です。
記事の中のグラフがこれです。2004年にJ1に昇格してから7年間の、1試合平均の観客数について、浦和(赤)とアルビ(オレンジ)とJ1平均(青)を比較したものです。アルビの凋落ぶりは、グラフからも明らかですね。この調子でグラフの右肩下がりが続けば、来年には観客動員数はJリーグの平均並みにまで落ちていきそうです。「新潟の奇跡」も「新潟のおとぎ話」も終焉であります。
新聞記事には「PR作戦次々 社長に訴え」「目指せ満席 ファンも知恵」と見出しが踊っていましたが、言うまでもなく「ホームで勝てば客が入る」のであります。「スタジアムでアルビの選手の活躍を見ると勇気が湧くよ」「また1週間仕事を頑張ろうって気持ちになるよ」「新潟県人って自覚して『アイシテルニイガタ』って新潟愛を感じるよ」ってことになるのであります。
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そうそう、今日の新潟日報の「日報抄」に、またしてもアルビのことが書いてありましたので紹介します。
ここから引用>サッカーJ1のアルビレックス新潟がリーグ戦で苦しんでいる。いい試合をしているのに勝てない。24日にも終了間際に追いつかれた。内容も結果も求められるプロならではのつらさだ。サッカーに魔法の道具などない。全員がゴールをイメージして走るしかない。焦りは禁物、試合を楽しむ気持ちが大切だ。そうすればきっと、次の状況はぱっと浮かんでくるだろう。>引用ここまで
「試合を楽しむ気持ち」かぁ。選手もフロントもサポーターも、「サッカーを楽しむ」っていう原点回帰をする必要があるのかもしれませんね。