ボクら夫婦が週末にビッグスワンに通っている時は、だいたいゴール裏のちょっと右寄りくらいのところで応援をしております。毎回ほぼ同じ位置で応援していますから、ボクらの席の周りには、見慣れたゲーフラを持っているお兄さんとか、よく見る親子連れとか、お名前は存じ上げませんが「あぁいつものあの人が今日も来ているな…」なんて思う方は少なからずいらっしゃいます。もしかしたらボクらもそんな風に思っていただいているのかもしれません。
そんな名前を知らないお馴染みさんの中に、ボクら夫婦が今シーズン「ジンスのお兄さん」と呼んでいる若者がいます。ボクらは彼のことを2年前には「大輔のお兄さん」と呼び、1年前は「クナンのお兄さん」と呼んでいました。とにかく、彼は熱いのです。熱狂的です。ゲーム前の選手紹介の時には、お目当ての選手の名前がオーロラビジョンに映しだされると、(その時だけは)椅子の上に立ち上がり、絶叫します。
2年前は「だいすけ~!」、1年前は「くな~ん!」、そして今シーズンは「じんす~!」であります。彼の姿は実に清々しいです。このお兄さん、「いい若者だなぁ…」ってしみじみ感じるナイスガイなんですよ。一度アウェイのゴール裏で(ユアテックだったかな?)彼の隣で応援したことがあったのですが、アルビのゴールが決まった時には、全身で抱擁し合いました。
金珍洙がドイツへに移籍することが決まったときに、ボクがまっ先に思いだしたのはこの「ジンスのお兄さん」のことでした。大輔が柏に移籍したとき、そして金根煥が韓国に帰った時、かなりショックを受けたであろう彼。その彼が、また今回、金珍洙がドイツに移籍するということで、ガッカリしているんだろうなぁ…と心配しています。
でもまた中断明けには彼が元気に、「こうすけ~!(別の選手でもいいけど)」って絶叫している姿が実現することを、ボクは心から祈っております。