土曜日の福岡戦。相手が未だリーグ戦で勝利のない福岡ということで、「もしかしてアルビレックスはまた優しさを出しちゃうんじゃないかな?」って心配した人はいませんでしか?
実は口にこそ出しませんでしたが、ボクは心の中で少しその心配をしておりました。今までにも何度か、「強きを挫(くじ)き弱気を助く」ってのがアルビレックスのチームポリシーなんじゃないのかな?…って思ったことがありましたものね。もしかしたら今シーズンも、福岡に初の勝ち点3を献上するチームになっちゃうんじゃね?なんてね。
しかし、今シーズンのアルビレックスは違いましたね。アビスパの「蜂の一刺し」を許さず、無失点ゲームで見事勝利をものにしました。まぁちょっと危ないシーンもありましたし、珍しく審判に助けられた(?)部分もありました。もっとももしアビスパにやられれば、順位が逆転してアルビレックスが降格圏内に沈むことになっちゃうわけですから、余裕のヨの字もありませんでしたけどね。
さてさて今シーズンのアルビレックス新潟ですが、指揮官が吉田達磨監督に代わったこともあり、今までのチームと比べると随分変わった部分があるようです。キャンプでも「いきなりボールを使ったトレーニング」ということで話題になったりしましたし、監督のジャケットパフォーマンスやチームの得点時のスタッフの喜びようなど、去年までは見られないものです。指導陣が若返ったことで、「なんかチーム全体に元気が出てきたみたい」と感じます。
この画像は、この前のナビスコ杯鳥栖戦でのゲーム前のトレーニングの時に撮影したものです(ボクはフラッグベアラーだったのでピッチにいました)。おそらくこの方は、今シーズン柏のU-18コーチからアルビレックスのスタッフに加わった安田コーチじゃないかと思うのですが(間違っていたらどなかか教えてください)、この方がまた監督に勝るとも劣らず「熱い」のであります。全身を振りしぼって大声をあげ選手を鼓舞する姿は、練習を見ていたボクらにも迫力満点、インパクト抜群に感じられました。
安田好隆コーチ。1984年生まれですから31歳。田中達也選手よりも2つも年下のコーチです。おそらく早い時期から、「サッカー選手」ではなく「サッカー指導者」という職業を選択してキャリアを積んできたのでしょうね。なんか、その熱い姿を見ていて、好きになりました。どうか皆さんも、ゲーム前のピッチ練習での彼の熱いコーチぶりをご覧になってみてください。