夕刻の民放各局(と言っても2局)のニュースで、昨日の京都戦のダイジェスを視聴しました。まぁダイジェスト版ですから、映像は「得点に絡むシーン」や「惜しいシーン(それもアルビの)」が中心で、試合全体の流れは分かりづらいですけどね。
しかし、貴章のゴールに至ったシーンは美しかったですなぁ…。相手のパスをインターセプトした安田が中央を突破し、そのまま強烈な無回転のミドルシュート。完全に枠に行っていたのを、相手キーパーがファインセーブでかろうじてはじき出しました。ゴールシーンはその後のセットプレーでした。小川の蹴るコーナーキックに、「これぞセットプレーのお手本」って感じで、貴章がドンピシャリのタイミングで頭で合わせ、ゴールネットを揺らしました。すばらしい!まさに「美しきゴール」であります。
さすが2人の元日本代表選手、安田と貴章がやってくれました。貴章はこれでリーグ戦2得点目。絶好調ですね。安田も今までの新潟にはいないタイプの、超アグレッシブなサイドバックです。これからも楽しみだこと。
しかし、その数分後の失点シーンはいただけませんでした。これもセットプレーです。相手のフリーキックに合わせ、ゴール前に飛び込んでいく複数の相手選手。マークが甘くなり、染谷選手にこれまた頭で決められました。マークが甘くなった選手の背番号は19。これまた貴章でありました。一瞬の隙を突かれました。
このゲームでも大きく存在感を発揮したのは、途中交代のターレスでした。後半の早い時間帯に河田と交代してピッチに入り、その大きな身体を生かした迫力あるプレーでボクらを魅了しました。ターレスが本調子になって得点を量産する頃になると、「手がつけられないアルビ」が誕生しそうです。その時ができるだけ早い時期に来ることを(はっきり言って9月や10月では困る)、大きく期待しております。
ラストプレーも惜しかったですね。小川の縦パスに反応した貴章がドリブルで相手陣内に切り込み、倒れながらもターレスにラストパスを供給したシーンです。「ん?PKじゃね?」って少し思ったけど、審判の判定はノーファウル。あのあたりを早く決めきれるようになってほしいですね(はっきり言って9月や10月では困る)。
でも、最後のあのシーン。できれば貴章にシュートまでいって欲しかったなぁ…。昔の貴章なら、多少強引にでも自分でシュートを撃ったような気がします。やっぱり昔の「馬のような走り」は、翳りがあるのかなぁ…。