よそ様のことですが、「J1のサガン鳥栖がチーム存続の危機に立たされている」というニュースが耳に入ってきました。
鳥栖は株主総会と19年度決算報告を行い、約20億1486万9000円の赤字を計上し、18年度の約5億8100万円を大幅に更新したことを発表したとのこと。現状のままでは、仮にJリーグからリーグ戦安定開催融資の特別措置(J1満額3億5000万円)と今季の配分金(満額約3億5000万円)を早期受給しても、今季を乗り切ることは難しいらしいです。
20億円という巨額の赤字に発展した主な原因は、広告収入の激減と高額のチーム人件費とのことです。今はもう「Cygames(サイゲームス)」も「DHC」もスポンサーじゃないんだそうですね。そう言えば元スペイン代表のフェルナンドトーレス(推定年俸8億円だっけ?)とか、高そうな選手も在籍しておりましたよね。Jリーグが公開した2018年のチーム人件費は、J1の18クラブ中6番目に高い約26億円だったそうです。
「積極果敢なチーム経営」という捉え方もできるけど、「身の丈を考えない無謀な経営」と言った方がより適切ですな、こりゃ。
最悪の場合は「チームが消滅」もしくは「J3以下降格」などの判断が、来月から本格協議される可能性が出てきたとのことです。20億円というと、まさに「天文学的な数字の赤字(社長の言葉)」ですよね。「チームの消滅」という言葉が目の前をちらつき、鳥栖サポの皆さんも気が気ではないことでしょう。
さてさて、よそ様のことも心配ではありますが、わがアルビレックスも全く楽観視できない状況にチームは陥っています。2019年度の収支は史上最高の1億7千万円超えの黒字とはいえ(4月11日の記事「経営『持ちこたえてくれ!』」をご覧ください)、新型コロナ禍でのリーグ戦中断による収入減で、このままだと9月か10月にはキャッシュがなくなる危機に陥っています(4月20日の記事「このままだと9月に倒産?!」をご覧ください)。もちろん他のJチームの多くも(たぶんほとんど?)、同様の経営危機に陥っていることが推測されます。
なんとかそれぞれのチームでサポーターの力を結集させ、さらに自分たちのチームだけでなくサポーター同士が強力&団結し合ってこの窮地を切り抜け、なんとしてもJリーグを存続させなければなりませんよね。
ボク達にできることは、まずは自分のクラブにお金を落とすこと(スポンサーにお金を落とすことも含め)ですよね。もちろん自分自身の生活もあるので「湯水のように」とはいかないけど、それこそ「できる範囲の『身の丈』」で協力していきたいと思います。
さて今日29日(水)は、本来14時からホームでレノファ山口戦が行われる予定でした。そのキックオフの14時に合わせて、こんな企画が行われyoutubeで中継されるということです。
アルビオンラインスタジアム。なかなか楽しそうじゃありませんか。「STAY HOME」を守りながら、アルビレックスを感じられるっていいですね。どうせどこにも出かけられないし、視聴させていただきます!