先週末のゲームで相手のツエーゲン金沢を率いていたのは、かつてJ1時代に新潟を率い、何度もチームをJ2降格の危機から救ってくれた柳下正明監督、ヤンツーでありました。
ヤンツーって、歴代のアルビレックスの監督の中でも、サポーターに根強い人気がありますよね。反町監督、アルベル監督などと肩を並べる、アルビレックスの名将の1人だとボクも思います。もちろん今は「松橋力蔵監督が最高!」って思っていますけど。
そのヤンツーがこの前のゲーム、DAZNの試合前の監督インタビューで、ボクの記憶に残る名言を吐いていたので紹介しますね。それが今日のタイトルです。「相手の新潟について」をアナウンサーに尋ねられたヤンツーは、こう答えたのです。
新潟はテンポが速く隙がないチーム。
しかし、隙はないけどスペースはある。
出た~!ヤンツー節!難しい顔をしてニコリともせずに、言い放つこの言葉。相変わらずヤクザの親分のようで、オーラがありました。そして名言ですな。「隙はなくてもスペースがある」。ボクの頭の中にしっかりとインプットされました。どこかで使おうっと、このフレーズ。
それにしても、ゲーム前には淡々とインタビューに応じていたヤンツーですが、ゲーム後のインタビューは「ご機嫌斜め」でしたね。まぁ3失点して無得点、ホームで新潟に完封負けしたわけですからね。インタビューをしていたアナウンサーが質問をしながらビビっていたのが、見ているボクらにもよくわかりました。あっはっは。さすがヤンツーだ。
そう言えば、ヤンツーの指導を受けて金沢で修行した巧と泰基は、金沢戦ではベンチ入りできなかったんでした。成長した姿を恩師に見せたかったでしょうが、それを果たせず悔しかったでしょうね。このところ堀米キャプテンと奏哉が「替えの効かない選手」となっているアルビですが、2人以外の両SBの選手が絶対に必要になってくる時が来ます。巧と泰基にはめげずに頑張ってほしいな。