熊本戦は、激しく、厳しく、見応えのあるゲームでした。一瞬たりとも目が離せない、一瞬たりとも気を抜けない。DAZNで見ているボクらも、そんな緊張感の中での90分間でした。いやぁ~しかし熊本も、徹底して自分たちのスタイルのサッカーをやってくるチームですね。だからこそアルビとのガチの戦いは、見応えのあるすばらしい戦いだったと思います。
アルビの先発は、新潟日報の予想とはちょっと違ってこんなメンバーでした。
谷口
小見 高木 シマブク
星 高
堀米 千葉 デン 奏哉
小島
2列目の両翼には、前節の栃木戦に続いて小見&シマブクの若手コンビが起用されました。この2人、栃木戦もいい動きを何度もしてチャンスを作っていましたからね。納得の起用です。
久しぶりにピッチに帰ってきた谷口は、その存在感を大いに発揮していました。彼にはまた、孝司さんとは違ったスタイルのFWとしての魅力があります。前線から相手にプレスをかける守備、裏に抜ける動き、味方を使う攻撃、このゲームでも十分に谷口のよさを見ることができました。惜しいシュートも何本かありましたね。
この日唯一の得点シーンは前半18分でした。中盤で相手と競り合ったボールが、ボランチの高から谷口へ。中央をドリブルで駆け上がる谷口が相手2人をかわしてボールを左前方に送ると、そこに走り込んできていたのは小見くんでした。スピードを落とさずに、そのまま左足でボールをゴールに流し込みました。先制です!
熊本の守備陣もこれだけ自陣に戻ってきていましたけどね。小見くんのスピードについていけませんでした。それだけ谷口から小見くんへのパスは、ムダのない絶妙のタイミングでしたね。
小見くんのゴールは、5月のホーム横浜FC戦以来となる、嬉しい今季3得点目です。おめでとう小見くん!よくやった!
躍動する23番です。いいねぇ!まぁその後も、何度もチャンスはありました。何度もピンチもありました。熊本もいいチームですね。相手としては嫌になるくらいしつこくボールを追い、パス回しで翻弄します。ですが、小見くんの得点以降互いのゴールネットが揺れることはなく、1-0でアルビが熊本を下しました。この勝利はデカいですね!アルビはホームで、本当に貴重な勝ち点3をゲットすることができました。
特筆すべきは、このゲームスタッツです。ボール支配率はなんと50%ですよ。このところ「ボール支配率60%以上は当たり前」みたいな感じでゲームが進むことが多く、そのスタイルに慣れ親しんでいたので、「パス数で相手に上回れるゲーム」というのを久しぶりに経験した気がします。まぁ「熊本も自分たちのサッカーを貫いた」ってことなのでしょうね。天晴れです(まぁ大木監督の愛想のないコメントはあまり好きにはなれませんが)。
あと、この試合でもフル出場を果たし、2試合連続のクリーンシートに大きく貢献したトーマス・デン選手。ボランチ4人(高、星、島田、秋山)をローテーションのように交代させながら起用しても、まったく戦術がブレないチーム力の高さ。この試合もゴールを狙い続けていた右SBの奏哉。日に日にプレーにたくましさを感じるシマブク。ゲーム後のパフォーマンスでの阿部ちゃんの存在感など、他にも語りたいことがたくさんある熊本戦でした。(まぁこれらの話題は機会があればまたいずれ…)
首位の横浜FCが4位の岡山をくだし、3位の仙台が下位の群馬に敗れたので(群馬!よくやった!)、アルビレックスは首位の横浜FCと勝ち点差1のまま2位をキープ。3位・仙台との勝ち点差は7に、4位・岡山との差は11に広がりました。自動昇格圏の2チーム(横浜と新潟)が、ちょっと抜け出つつあるかな?って感じですかね。いやいや、油断は禁物です。目の前の敵が最大の敵。これを忘れずに全力で戦い抜きましょう!
ボクも自宅療養期間の終了まで、あと4日です。