ナマステー(ヒンディー語の挨拶)!
さて今回も、赤ちゃんのことばの発達から「どこで切れるの?」編です。
(→<どこで切れるの? その1>)
でも、今回の小ネタは、赤ちゃんじゃなく、
赤ちゃんのように、音を見つけて、それをキャッチしていた留学生のお話。
その前に、前説を少々。
我が家の息子たちも、小さい時、こんなことがありました。
大人同士が会話をしていて、傍で子供たちが遊んでいた時のお話。
遊びに夢中で、大人の話なんか全然聞いてないはず。
と思いきや。。。
「ポケモン」なんて単語が親同士の会話に出てくると、
そこだけ異常に”耳ダンボ”になり、
「今ポケモンって言った?」と会話に入ってくるのです。
人間の耳って、自分の持っている音や知っている音には
鋭く反応するみたいです・・・。
と、以上は前説。
さて、それは大塚のパッキーハウスでのことでした
ゲストハウスを卒業して、ホームステイすることになった、
ドイツからの留学生、リサ。
ホームスティ先は、調布。全く、未知なる土地名のようです。
彼女は「調布」という名前を、しっかり刷り込んでいました。
最後のお別れを言いに、パッキーハウスに出向いた多言語大家さんの私。
いつもは、板橋区内の自宅から大塚まで、チャリ通勤(?)するのが常。
ですが、その日に限って、電車で行きました。
現地で、小回りがきかないので不便、不便。
「もう~。チャリで来なかったから超~不便!」
電車通勤だろうが、自転車通勤だろうが、
関係のない彼女の前で、1人、
文句を言ってた私に、彼女は何故か鋭く反応
(ん?私の独り言、何か気になったかな~^^;?)
彼女が私に質問。
「調布ですか?」
はっ??????
調布~~~~~~~?今、私、そんなこと言った~~~~~?
やばいよ。やばいよ。
いよいよ私も、若年性○○○の世界かな?
いやすでに・・・若年性じゃないかも・・・。。。
って!
それにしても何故、ここで調布なんだ~?
もう一度、口から出たセリフを回収して、呟いてみました。
「もう~。チャリで来なかったから超~不便!」
「チョ~ウ、フベン・・・。」
えっ???
もしかして?ここいいたのですか?「調布さん」?
「チョウフ、ベン・・・。」???
はははははははははは!
しかし、リサも微妙な位置で切りましたね~。
持ってる音、知ってる音に引き寄せて聞く・・・。
まさに。ことばの赤ちゃんの成せるワザ。
そんな間違え、いや、そんな言葉の進化を感じる時が、
ヒッポをやっている人にとっては、とても面白い瞬間です!