パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

どこで切れるの? その2

2010年01月19日 | パッキーハウス/PakkyHouse

ナマステー(ヒンディー語の挨拶)

さて今回も、赤ちゃんのことばの発達から「どこで切れるの?」編です。

(→<どこで切れるの? その1>)

でも、今回の小ネタは、赤ちゃんじゃなく、

赤ちゃんのように、音を見つけて、それをキャッチしていた留学生のお話。

 

その前に、前説を少々

我が家の息子たちも、小さい時、こんなことがありました。

大人同士が会話をしていて、傍で子供たちが遊んでいた時のお話。

遊びに夢中で、大人の話なんか全然聞いてないはず。

と思いきや。。。

「ポケモン」なんて単語が親同士の会話に出てくると、

そこだけ異常に”耳ダンボ”になり、

「今ポケモンって言った?」と会話に入ってくるのです。

人間の耳って、自分の持っている音や知っている音には

鋭く反応するみたいです・・・。

             と、以上は前説。

 

さて、それは大塚のパッキーハウスでのことでした

ゲストハウスを卒業して、ホームステイすることになった、

ドイツからの留学生、リサ。

ホームスティ先は、調布。全く、未知なる土地名のようです。

彼女は「調布」という名前を、しっかり刷り込んでいました。

 

最後のお別れを言いに、パッキーハウスに出向いた多言語大家さんの私。

いつもは、板橋区内の自宅から大塚まで、チャリ通勤(?)するのが常。

ですが、その日に限って、電車で行きました。

現地で、小回りがきかないので不便、不便。

「もう~。チャリで来なかったから超~不便!」

電車通勤だろうが、自転車通勤だろうが、

関係のない彼女の前で、1人、

文句を言ってた私に、彼女は何故か鋭く反応

(ん?私の独り言、何か気になったかな~^^;?)

彼女が私に質問。

「調布ですか?」

 

はっ??????

調布~~~~~~~?今、私、そんなこと言った~~~~~?

やばいよ。やばいよ。

いよいよ私も、若年性○○○の世界かな?

いやすでに・・・若年性じゃないかも・・・。。。

 

って!

それにしても何故、ここで調布なんだ~?

もう一度、口から出たセリフを回収して、呟いてみました。

「もう~。チャリで来なかったから超~不便!」

「チョ~ウ、フベン・・・。」

 

えっ???

もしかして?ここいいたのですか?「調布さん」?

「チョウフ、ベン・・・。」???

はははははははははは

しかし、リサも微妙な位置で切りましたね~。

持ってる音、知ってる音に引き寄せて聞く・・・。   

まさに。ことばの赤ちゃんの成せるワザ。

そんな間違え、いや、そんな言葉の進化を感じる時が、

ヒッポをやっている人にとっては、とても面白い瞬間です