パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

フランス帰国報告

2013年07月24日 | ヒッポファミリークラブ

ボンソワー   

なんだか、梅雨に逆戻りの天気ですね。

 

以前このブログでも紹介しましたが、フランスの高校の交換留学から帰国した

ライト 君の その後です。

 

先日、後楽園のヒッポの活動で、フランス滞在のことを話す機会をもらいました。

 

私はすでに、流れは聞いていたのですが・・・・・

 

話はつつがなく、学校、授業科目、フランスの給食、ホストファミリーの様子、

フランスの景色、モンサンミッシェル  と話しが進み、

「楽しかったフランス」って題でもつきそうな報告となりました。

 

あれ、でもこれでいいのかな?

彼なりに乗り越えてきた山、谷、頑張ったことなど色々あるのに。

それを語ってこそ、意義有るのではと少々焦ったパッキーでしたが・・・

 

それでは最後の質問ありますか?ってことで

お土産は何が喜ばれますか?と出て

 

あちゃーー、これでは 深く掘り下げが!

と、思ったその後

ライトの口から出たのは、

 

「ゆかた です。」


そしてその ゆかたに まつわる哀しくも、嬉しいエピソードを語ってくれました。

 

ホストファミリーと

上手い関係性が中々築けずに終わろうとしていた10ヶ月、

一歩踏み込めず、自分の不甲斐なさを後悔したり、

 

最後には、ちょっとした誤解で

もう、あと1ヶ月というところで、

 

ホストチェンジ!と 

 

言い渡されて、

 

その後ライトは腹をくくって、これ以上迷惑はかけられないと

荷造りをして、部屋の掃除をして、せめてもの恩返しとキッチンの片付け

リビングでの交流など、考えつく努力は全部したとのこと。

 

すると、ホストママは、その努力を認めてくれたのか、最後までステイすることができ、

そして、最後にお礼として渡すつもりでいた、ゆかたを家族全員分渡したとのこと。

 

もちろん着付けなどできないのですが、

わからないなりにも、ネットで調べて、

なんとか、ホストママに着付けてあげたら、

これが、本当に喜ばれて、家族全員が、

 

すっごい 喜んでくれたとのこと。

 

そこから、気持ちが解きほぐされて、

この10ヶ月が走馬灯のように遡り、

来てからのこと、誤解に見えたことの気持ちなど

全部伝えて分かり合えることができ、

 

自分はこんなにフランス語話せるんだとみんなが、びっくりするぐらい

ずーっと

家族とフランス語で話していたと 

自信を持って語っていたライトでした。 

 

 

景色や料理の話、綺麗な写真も堪能してたけど

やっぱり彼が頑張ったその様子に

みんな大絶賛、中には涙 の 人もいたりして。

 

自分の弱いところも認めながら、自分自身に向き合い

乗り越えてきた経験はきっとこれからもかけがえのない自信になることでしょう。

 

帰りのエレベーターの中では、オバチャマ達のファンクラブができそうな

ぐらい、盛り上がっていましたとさ。

それではボンヌイー アドウマ