私の好きな本に「高価で尊いー障害とともに生かされる」(ヘルガ・タイス著、いのちのことば社)という本がある。
この本の著者であるヘルガ・タイスさんは、宣教師として日本にこられ、岐阜県一宮市に希望センターというミニ福祉施設を開設された。そして心に悩みを持つ方、障害のゆえに家に閉じこもりがちな方々への援助や病院施設訪問のなかでの様々な出会いからこの本が生まれたそうだ。
この本に出てくる人たちは、生まれつき、病気または事故による重度の身体障害者である。脳性まひ、筋ジストロフィー、肢体不自由にある人々が、キリストの愛を知って、そのままの自分でいいのだと障害を受け入れ、希望を見出していく姿が書かれている本だ。またそれぞれの状況に当てはまるような聖書の言葉もたくさん紹介されている。
私はこの本の中で「人生の刺繍」という話が特に好きである。
少し紹介しよう。こんな話だよ。
どんなきれいな刺繍も裏を見ると模様がわからない。この色がどうして、ここに引っ張ってあるのか、あの色の意図が何のためにそこにあるのかわからない。そのいろいろな糸が無意味に見えてくる。
しかし、それは表から見るといっぺんにわかる。その糸がきれいな模様を作るために必要だったと驚く。
私たちの人生も同じ。ただ、いまは裏からしか見えないだけ。
どうしてこの出来事があったのか、
なぜつらい思いをしなければならなかったのか、
何のためにあの苦しみ、病気や障害が与えられたのか、
多くの場合、今はわからない。
今は裏しかみえないため、なぜという疑問に答えられないことがたくさんある。
しかし、天の御国へ行ったとき、初めて人生の刺繍を表から見るようになり、そのときは、神様のすばらしいご計画や目的を知りただ驚きと喜びのみとなる。
ヘルガ・タイスさんは生まれつき左手がない。思春期に入って劣等感に悩んだり、「負けるものか」と自分の周りに壁を作っていた時期もあったということだ。ちょうどそんな時この話を聞き、これが本当なら自分も積極的に将来を期待して生きていこう、反抗するのをやめて、神様と協力して素敵な一生の刺繍を、他の人の人生にない模様を作ってもらおうと決心したそうである。
彼女はこうも言っているのだ。
「神様は時々私の人生の刺繍を表からチラッとのぞかせてくださる。もし自分に障害がなかったらこの本に出てくる素敵な方々との出会いもなかっただろうと思うと若いころ受け入れがたかったことのために心から感謝するのみ」であると・・・。
そして最後に紹介されている聖書の言葉はこのことにぴったりとあてはまる。
「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。しかし、人は、神が行われるみわざを初めから終わりまで見きわめることができない。」(旧約聖書 伝道の書3章11節)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
この本の著者であるヘルガ・タイスさんは、宣教師として日本にこられ、岐阜県一宮市に希望センターというミニ福祉施設を開設された。そして心に悩みを持つ方、障害のゆえに家に閉じこもりがちな方々への援助や病院施設訪問のなかでの様々な出会いからこの本が生まれたそうだ。
この本に出てくる人たちは、生まれつき、病気または事故による重度の身体障害者である。脳性まひ、筋ジストロフィー、肢体不自由にある人々が、キリストの愛を知って、そのままの自分でいいのだと障害を受け入れ、希望を見出していく姿が書かれている本だ。またそれぞれの状況に当てはまるような聖書の言葉もたくさん紹介されている。
私はこの本の中で「人生の刺繍」という話が特に好きである。
少し紹介しよう。こんな話だよ。
どんなきれいな刺繍も裏を見ると模様がわからない。この色がどうして、ここに引っ張ってあるのか、あの色の意図が何のためにそこにあるのかわからない。そのいろいろな糸が無意味に見えてくる。
しかし、それは表から見るといっぺんにわかる。その糸がきれいな模様を作るために必要だったと驚く。
私たちの人生も同じ。ただ、いまは裏からしか見えないだけ。
どうしてこの出来事があったのか、
なぜつらい思いをしなければならなかったのか、
何のためにあの苦しみ、病気や障害が与えられたのか、
多くの場合、今はわからない。
今は裏しかみえないため、なぜという疑問に答えられないことがたくさんある。
しかし、天の御国へ行ったとき、初めて人生の刺繍を表から見るようになり、そのときは、神様のすばらしいご計画や目的を知りただ驚きと喜びのみとなる。
ヘルガ・タイスさんは生まれつき左手がない。思春期に入って劣等感に悩んだり、「負けるものか」と自分の周りに壁を作っていた時期もあったということだ。ちょうどそんな時この話を聞き、これが本当なら自分も積極的に将来を期待して生きていこう、反抗するのをやめて、神様と協力して素敵な一生の刺繍を、他の人の人生にない模様を作ってもらおうと決心したそうである。
彼女はこうも言っているのだ。
「神様は時々私の人生の刺繍を表からチラッとのぞかせてくださる。もし自分に障害がなかったらこの本に出てくる素敵な方々との出会いもなかっただろうと思うと若いころ受け入れがたかったことのために心から感謝するのみ」であると・・・。
そして最後に紹介されている聖書の言葉はこのことにぴったりとあてはまる。
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