風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

卒業式

2006-03-23 00:54:47 | Weblog
日にちが変わってしまったが、22日は次男の卒業式だった。
来月から中学生だなんて信じられない。だいぶ生意気になってきたが、家の中ではまだまだ甘えっ子。ハムスター顔で身体もお兄ちゃんが小6の時と比べると一回り小さい。いつも内弁慶、マイペースで人の意見などは聞かない頑固な一面もある。これから中学生になって大丈夫なのかとなんだか心配になる。

渡米した時はまだ3歳だった。ほよほよのおちびさんで現地のナーサリースクール(保育園のようなところ)を経て、現地の小学校に入学したのだった。その現地校の入学式はリングインセレモニーと呼ばれていて、子供達が1人1人名前を呼ばれると前に出てきてサンタクロースが持つような大きなベルをチリンチリンと鳴らすというものだった。新入生の歌のご披露は見るからにばらばらだったがそれが小さな子供らしくととてもかわいかったのを覚えている。来賓の祝辞や、先生の話はそれほど長くないので、日本のそれと比べるとずいぶん簡素化された入学式という感じがする。それは卒業式も同じで、リングアウトセレモニーと呼ばれ、入学式と同じように1人1人ベルを鳴らすのである。(こちらは長男が体験した。)

日本の学校の卒業式は厳かという言葉がぴったりあてはまる。特に感動的だったのは子供達の「別れの言葉」。壇上で子供達一人一人が思い出を大きな声で言ったり、呼びかけ、在校生との掛け合いもあった。また合唱は本当に心に迫ってきた。

アメリカの学校生活、帰国してからの学校生活は次男にとっては消して楽しいものではなかった。特に渡米直後のころはアスペの長男にかかりきりだったのでその寂しさから次男はチックになってしまったこともある。帰国してからは、からかい、いじめ。
そんな経緯があるのでなんだか卒業式で立派に振舞い、友達と記念撮影している我が子を見てジ~ンときてしまったのだった。