風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

夢の島熱帯植物館

2006-03-30 18:38:59 | 虫、植物、動物、自然
いいお天気になったので今日はお出かけ!
行ってきたよ!夢の島熱帯植物館へ。

春休み中、長男と次男それぞれ好きなところへ連れて行くという約束をしたので、今日は長男が前から行ってみたかったところにしたのだ。長男は「うちの植物博士」で、とにかく植物が好きである。

有楽町線、新木場駅で下車、高速の下をくぐり10分ぐらい歩くと夢の島熱帯植物館だ。ユーカリ橋を渡るとカナリー椰子の並木道、ユーカリの大木(落ちた葉まで良い匂いがする)、ミモザアカシアのかわいらしい黄色い花がお出迎えしてくれた。競技場ではどこかのロケ隊が撮影のためにあつまっていた。

次男の執拗な「お腹がすいた」攻撃に合い、近くの木立の中にある木のテーブルと椅子のところで駅前で買ってきたハンバーガーを食べることに。そのテーブルはかなり古いもののようでもうぼろぼろの状態。そんなテーブルなのに「かわいい!」と思わずさけんでしまった。そこにも春があったのだ。そのぼろぼろになったところにきっと種が風で運ばれたのだろう。かわいらしい双葉があちこちにチョコチョコとでていたのだ。

さて、いざ!熱帯植物館へ!
建物はガラス張りのドームのようなものが3つある。中に入ると暑い・・・。当たり前だよね・・・温室だから・・・。
ミニシアターで「コスタリカの自然」を見てご満悦の長男は、巨大温室へ。熱帯植物を観察しながら上機嫌の彼、こんな時彼は歩く植物図鑑と化す。もう~、出るわ、出るわ薀蓄が、まるでガイドさん。蘭の花、マメ科、シダ、バショウ、タコノキ、バナナ、マンゴー、カカオ、パンの木、まだまだたくさんの種類の植物があった。中でも目を引いたのは「ヒスイかずら」、エメラルドグリーンの信じられないような色の花だった。

館内には小さい子供もゲーム感覚で植物のことを学習できるように工夫がされた場所もあり、大人から子供まで楽しめるところがいいね。大人250円、中学生100円、小学生以下と都内在住在学の中学生は無料。安い!

一通り見学して、外の円形公園にいくとなんとたくさんの桜がきれいに咲いていた。7分、9分咲きかな。ちょうどいいお花見なった。それにしても人が少ない。これは私達にとって、特に長男にとってはうれしいこと。人ごみがきらいで、「花は見て楽しむもの」と思っている長男は桜の木の下で酒を食らっての宴会なんてとんでもないと思っているからだ。今日はのんびり、ゆったりといい時間をすごせた。

夢の島と聞くと私の子供のころはどうしてもゴミ捨て場のイメージがあるが、もうそんなイメージも浮かんでこないくらいあたりは春の草花、あの青い小さな花が一面に咲いていて、素敵な木立がたくさんあり、静かで小鳥の声のする平和な場となっていたのだった。