風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

春の嵐

2006-03-17 14:22:46 | 発達障害・アスペルガー症候群
昨日、今日とすごい風。さっき外へ行ったら砂利が風に巻き上げられて顔に当たって痛かったよ。春の嵐なんだって。

こんな日はアスペの長男はとてもハイになる。今日は長男ネタだよ。

「うちの鉄塔男」、「うちの電車男」、「うちの昆虫博士」、「うちの植物博士」とアスペ特有のこだわりや、限定された興味をとことん追及するため、家でよばれる肩書きはたくさんある。

そして「うちの気象予報士」もそのひとつである。
思えば赤ん坊のころからそんな兆候があったな。

大風が吹くと、超ご機嫌、「あ~、う~」などと手足をばたばたさせて喜んでいる。っというより興奮している状態。大風でこんなに喜ぶ赤ん坊も珍しいとおもった。

幼児のころは、台風、雨、雪、の日は必ず窓に張り付いていたものだった。

学童期の彼は、雷、雹を伴う嵐がお気に入り。
嵐の日には「サンダーストームだぁ~!!」(このころはアメリカに住んでいたので)と外に出て行って、しばらくたたきつけるような雨の感触を楽しみ雲の形、流れ方、色を観察し、びしょびしょになって帰ってくるのだった。

サンダーストームから、竜巻、ハリケーンと興味はどんどん広がっていき、歴代のハリケーンの名前、コースまで丸覚えだった長男。誰もが、将来は気象予報士かトルネードチェイサーになると思ったほどだ。


「雷雨好き」、「台風好き」は16歳になった今でもかわらない。夏の雷雨の時などはマンションの最上階の階段の踊り場まで行き、雲の様子を見て楽しんでいる。

しかしマンションの最上階の住人にはどうも不審者だと思われたらしく怪訝そうな顔つきで「あの~ここにお住まいなんですか?」といわれてしまったことも・・・。

昨日などはあの雨と風の中「散歩に言ってくる」といって隣町まで歩いて帰ってきた。「面白かった」といって。

今でも気象情報のチェックは欠かさない。
そんな彼の気持ちもわからないわけではない。というのも、私も雷は大好きだ。雷鳴や稲妻、稲光など見ていると不思議とわくわくして気分がすっきりしてくる。やっぱり、この親にしてこの子あり?なのかも。。。