おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

遠慮しなくても

2019年01月11日 | 重力奏法
発表会で「Little Gems for piano」からCurrent を弾く生徒がいます。

リトルマーメイドが弾きたいと言うのでそれを練習していますが、ピアノ歴1年ではありますが彼女にとってはその曲は内容的に物足りなく、もっと多くのものを表現できる力のある生徒です。

なので、5週間後の発表会でも譜読みが十分に間に合うCurrentを追加することにしました。
ペダルも使います。

その生徒は小学校高学年からピアノを始め、「不思議~」のテキストは使っていません。
はじめの一歩で音の出し方を覚えてもらい、アルフレッドをメインに使っています。

それでも初めから音の出し方は教えてきたのでモンスターの手で弾くことはありません。

日本舞踊をしているので身体の使い方はのみ込みが早い方です。

今日は音の受け渡しや手首フワリ、重さを載せてから音を離す事などを細かくやりましたがちゃんと付いてきました。
音もどんどん鳴って広がって行きました。

どう身体を使ったら音が変わるのかをこの生徒は知っています。
私も難しいことではないしできると確信を持てるので、遠慮なく気(耳)が行き届いていない所を指摘して行けました。

本当のピアノの音が出せると、ピアノのための作品でしたらちゃんと聴き映えがします。
今回の発表会の選曲でこれまでと一番変わった事は、生徒たちが出す音を信頼できたので美しい音でなければ成立しない曲でも自信をもって選べたことです。

ロシアンメソッドしか知らない生徒はこの弾き方しかしませんが、そうではない生徒も3分の2はいるので、奏法を変えて初めてとなる発表会。

期待と不安があります。
みんな迷いなく堂々と弾いてほしい
コメント
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