こんな日が来るとは・・
アシュケナージが引退するとのこと・・
なんかジワジワ悲しくなってきます。
私にとってはアシュケナージはピアニストです。
学生の頃、何度も彼のリサイタルに足を運びました。
高校生の頃に買った初めてのクラシックのレコードがアシュケナージでした。
どうして彼を知ったのかは覚えておりません。
たぶんFMでラフマニノフのパガニーニか2番のコンチェルトを聴いて知ったのだと思います。
田舎でしたのでレコードも少なかったのですが、その中にアシュケナージがありました。その時はじめてお顔を知りました。
ショパンのエチュードを買いました。
高校生と言えばショパン。
この年代はショパンに憧れないわけがない!
このエチュードを聴いてアシュケナージも大好きになりました。
正直なところ、リサイタルで聴くとレコードの方が良くないですか?でした。
もっと迫ってくるものがあると思っていたので・・
今ならどんな風に聴けるだろうと思い、昨年の息子さんとのデュオのコンサートのチケットを買っておりましたら中止になってしまいました。
これで聴く機会はもうないだろうと思っておりましたら現実になってしまいました。
アシュケナージのコンサートは何度行ったかわからないくらいあります。
毎年来日され、1カ月かそれよりもう少し長い期間だったか覚えてはおりませんが、毎日のように各地でリサイタルをされていました。
考えられないほどの体力です。
舞台袖から出てこられるお姿がかわいらしくて、お辞儀もピョコピョコして愛嬌がありました。
昔は花束を渡すファンが大勢いて、私も一度だけ渡して握手していただいたことがあります。
楽屋にサインをいただきに行ったこともあります。
とても気さくな方でした。
そんなアシュケナージの演奏で2つ記憶に残っているものがあります。
その一つがyoutubeにあるのを先程偶然見つけました。
東京文化会館の一番上の階で聴いたと思いますが、最初の曲、ラフマニノフの「コレルリの主題による変奏曲」
この最初の「D」の音が目の前までスーッと立ち昇ってきたのです。
アシュケナージは遥か遠くに見えるのに、音は目の前にやってきました。
これは驚きでした。
もう一つは地方の700人程収容の小さめのホールで聴いたショパンの3番のソナタ。
わりと冷静に弾き続けるアシュケナージがこの時は情熱的で、このアシュケナージを待っていた!と初めて思いました。
これが彼の演奏を聴いた最後になりました。
いろいろ思い出すとアシュケナージの引退はやはり寂しいです・・
しかし感謝の気持ちもたくさんあります。
これを書いている間にも時間が戻っていきます。
VLADIMIR ASHKENAZY PIANO RECITAL IN JAPAN May 9, 1985
アシュケナージが引退するとのこと・・
なんかジワジワ悲しくなってきます。
私にとってはアシュケナージはピアニストです。
学生の頃、何度も彼のリサイタルに足を運びました。
高校生の頃に買った初めてのクラシックのレコードがアシュケナージでした。
どうして彼を知ったのかは覚えておりません。
たぶんFMでラフマニノフのパガニーニか2番のコンチェルトを聴いて知ったのだと思います。
田舎でしたのでレコードも少なかったのですが、その中にアシュケナージがありました。その時はじめてお顔を知りました。
ショパンのエチュードを買いました。
高校生と言えばショパン。
この年代はショパンに憧れないわけがない!
このエチュードを聴いてアシュケナージも大好きになりました。
正直なところ、リサイタルで聴くとレコードの方が良くないですか?でした。
もっと迫ってくるものがあると思っていたので・・
今ならどんな風に聴けるだろうと思い、昨年の息子さんとのデュオのコンサートのチケットを買っておりましたら中止になってしまいました。
これで聴く機会はもうないだろうと思っておりましたら現実になってしまいました。
アシュケナージのコンサートは何度行ったかわからないくらいあります。
毎年来日され、1カ月かそれよりもう少し長い期間だったか覚えてはおりませんが、毎日のように各地でリサイタルをされていました。
考えられないほどの体力です。
舞台袖から出てこられるお姿がかわいらしくて、お辞儀もピョコピョコして愛嬌がありました。
昔は花束を渡すファンが大勢いて、私も一度だけ渡して握手していただいたことがあります。
楽屋にサインをいただきに行ったこともあります。
とても気さくな方でした。
そんなアシュケナージの演奏で2つ記憶に残っているものがあります。
その一つがyoutubeにあるのを先程偶然見つけました。
東京文化会館の一番上の階で聴いたと思いますが、最初の曲、ラフマニノフの「コレルリの主題による変奏曲」
この最初の「D」の音が目の前までスーッと立ち昇ってきたのです。
アシュケナージは遥か遠くに見えるのに、音は目の前にやってきました。
これは驚きでした。
もう一つは地方の700人程収容の小さめのホールで聴いたショパンの3番のソナタ。
わりと冷静に弾き続けるアシュケナージがこの時は情熱的で、このアシュケナージを待っていた!と初めて思いました。
これが彼の演奏を聴いた最後になりました。
いろいろ思い出すとアシュケナージの引退はやはり寂しいです・・
しかし感謝の気持ちもたくさんあります。
これを書いている間にも時間が戻っていきます。
VLADIMIR ASHKENAZY PIANO RECITAL IN JAPAN May 9, 1985