大人の生徒さんで、バッハ=ブゾーニのシャコンヌを弾いている方がいらっしゃいます。
ピアノを専門的に学んだ人なら、おそらく一度は憧れる曲です。
さて、この生徒さんのレッスンをしていましたら、急に頭の中に神曲の煉獄の様子が浮かんできました。
そして、その後の天国の様子も。
単なる情景描写ではありません。
そこにいる己の姿。そこで何を思い、変わっていくのか。
ダンテの神曲は「ダンテを読んで」を弾く時にでも読めばいいや、ではもったいない!
西洋音楽に携わっている限り、キリスト教の宗教観は切り離せません。
神曲読破を一度挫折した私でも、スイスイ読めるギュスターヴ・ドレの挿絵が満載の神曲。
まだ読んでいらっしゃらない方は是非。