不思議な音の国下巻の最後の章に入った生徒さん。
「これ終わったら何やるの?」
と、きかれたたので
「最初に使ったアドヴェンチャーのシリーズにしようかと思って」
と答えると、
「あれ、簡単だった。」
「この本(不思議な音の国)は難しい。すごく難しい」
と。
あら?そう思ってたの?、と心の中で思い、
「アドヴェンチャーは曲が面白かったと思うけど、こっちは地味な曲が多くない?」
と言うと、
意外な顔をして「そうでもない。けっこういい曲があった」と。
なんと!
曲がつまらないのかと思うくらい弾いてこないので、まさかそのように思っているとは夢にも思いませんでした。
難しかったのか・・と、最後の章に来て初めて知りました。
この教本は短い曲しかありませんが、1小節たりとも気を抜くことが出来ない本です。
何も考えず惰性で音だけ追えれば良し!という本ではありません。
わかってたのか、と同時に、この本の曲がけっこう好きでいてくれたことを知り、嬉しく思いました。
それにしてもこの本、最後の章に来て突然、時代設定はいつ?と疑問が湧いてきます。
古い時代の話かと思っていたら、最後に電車出現。
そんな話をしていたらその生徒さんが、「だったら途中にも変な絵があった」とミミズクがマイクを持って歌っているページを開きました。
あらま、これも古い時代だとしたら可笑しいことに・・
まさに「不思議な音の国」
妙に納得。