それはちょっと...

日曜日、恒例の日曜ゴルフから帰ってきた夫が私に尋ねました。
「あんた、今日は何も拾ってこなかった？」

失礼ね！
私だって、犬や小鳥、拾ってきたくて拾ってきているわけじゃないわよ！

そういう夫、「ぼくはさ～、今日、あやうく人間の子ども、拾っちゃうところだったよ～。」
はい？人間の子どもって...？
赤ちゃんのことですか？
なぜに赤ちゃん？

夫の話によると、ゴルフからの帰り道、家の近くの入り組んだところを走っていると、道端を何か小さなものが歩いています。
夫は最初「犬かな？」と思ったそうです。
が！近づいてみると、赤ちゃん！
人間の！
歩き始めたばかりのような、よちよち歩きの赤ちゃん！
周りには親らしい人の姿もなし！
赤ちゃんは女の子で、服も何も身につけてあらず、路肩をよちよちあるいていたそうです。
夫は近くに車を止め、考えました。
「保護して、警察に電話をしたほうがよいのか？このままでは、車にでも轢かれたら大変だし...」
でもね、ブラジル、気軽に子どもを「保護」すると、「誘拐罪」で逆に告訴されかねないんです。
それでなくても、子どもの失踪事件が多く、問題になていますから。

夫、しばし迷っていました。
このままここに置いておいたら、事故に会うかもしれない、野犬に襲われるかもしれない。
と、女の子のいたほうを見ると、女のこの姿は消えたそうです。
親が連れに来たのならよいのですが。
それにしても、そんな赤ちゃんを一人で置いておく親って言うのも、信じられないのですが...
それとも、本当に一人だったの？

そんなわけで、今週はあやうく「人間の子ども」まで保護してしまいそうになった、ペケママ家でした。
場合によったら、「保護」しなくてはならない場合もありますが、車でこういう場面に通りかかった場合、やっぱり自分でできるかって言われたら、難しいと思います。

いや～、やっぱり安心して「保護」できるのは、わんこにゃんこまでです。