寒冷前線通過

朝のわんこ散歩の時には星が出ていました。
ああ、今日も良いお天気かな～、と思いながら、畑に水をやりにいきます。
．．．と、真っ黒雲がもくもく。
怪しい風も吹いてきます。
雨が降るかな？
ラッキー！
少しでも降ってくれたら、芽を出したばかりのゴーヤもおくらも助かります。

乾燥ももちろんですが、土壌が乾くと現れる「はさみむし」。
こちらでは、「パッキーニャ」。
その名の通り、手にハサミを持ち、植物の芽や根をちょきちょきしてしまいます。
そうなると、もちろん出たばかりの芽はご臨終。
トンネルを掘って、畑中を縦横無尽に動き回ります。
今日は、おくらちゃんの芽が一本、しおれていました。
引き抜いてみると、根っこが茎の所からすべて切られている。
ショック～。
これでもかとばかりに、畑中、水攻めにしてまいりました。

そのころから、空は雲が切れて青空がのぞいてきました。
おお、晴れてくるじゃない。
やっぱり畑に水やりに来たのは、正解？
「さすが、私！」と自己満足に浸っていると、そのうちに、また黒い雲が現れてきました。
あわてて家に帰り、わんこたちをお散歩に連れ出します。
で、家に着いた途端．．．ざー！
大雨。
危機一髪。
フランス語に出かけようとしていた娘と夫が家から出られないほどです。
いやいや、これでは、さすがのハサミムシもおぼれていることだろう。
はっはっ、はっ！

雨が降るとともに、今日のマナウスは急激に気温が下がりました。
っていっても、２５度ぐらい？
お日様が出てくると、たちまち上がりますけどね。

ブラジルは、今、公式に「冬」です。
南部のほうはかなり寒いようで、今日のお昼の全国ニュースでは「暖房器具の選び方特集」をやっていました。
７月初めにリオのへゼンジという山の町に旅行に行く予定の娘は、まだ終わっていないテスト勉強そっちのけで、冬服の点検に余念がありません。
昨年１月にアトランタに行った時に日本から送ってもらったマフラーや毛糸の帽子を出しては「にんまり」。
「ママ～、夜、眠るときに足が冷たくなったときのための厚い靴下、売ってるかなー？」だって。
冷え症のおばさんかい？
「そういう時、日本人は、みんな「ネコ」で暖まるんだよ。カイロより「マイネコ」！」
と教えておきました。
学内対抗戦ですからね、結局、ユニフォームで活動し、制服ジャージで眠るんでしょうけどね。

さてさて、寒冷前線も通過して、午後２時現在、すでに雨は上がっています。
明日は畑に水をまきに行かなくても良いかな？
ちょっとほっとしているペケママでした。