そっくり！！ DE びっくり！！

リオデジャネイロの下町に、双子の女の子が生まれました。
二人を生んだ母親は、双子の出産前に父親と別れ、二人は生後二ヶ月になるかならないかのうちに里子に出されました。

その後、二人はお互いの存在をほとんど知らされないまま育ちました。

４０年近い月日が流れ、ある日双子の片方の女性の家の近くに電話工事に来た青年が彼女に声をかけました。

「セニョーラ、セニョーラには双子の姉妹がいませんか？」

片方の女性はおかしなことを尋ねるなあ、と思いつつ、
「いないと思うわ。でも、今までにも、私にそっくりな人がいるって、人に言われたことはあるわ。」
と答えました。
実は二人の住む街は、たった１４ｋｍしか離れていないため、何度か二人ともお互いを間違えられたらしいのです。

青年は女性の答えを聞いて、話を続けました。

「実は、私の隣人の女性がセニョーラに瓜二つなのです。あってみませんか？」

女性は喜んで青年の申し出を受け入れました。

そして、二人の対面！！
お互いに鏡を見るようにそっくり！！
その後、養母や親戚の話を聞き、自分達が双子であるということを確認。
現在はすぐ近くに住み、離れて暮らしていた４０年と言う日々を取り戻しているのだそうです。

ところで！！
私が驚いたのは…

この二人が、本当にそっくり！！



顔の様子からおなかのたるみ具合まで、瓜二つなの！！
まったく違う環境で育ったんだから、少しぐらい生育環境、生活環境が身体的な影響をおよぼしてもいいんじゃない？
恐ろしい瓜二つ！！

二人の母親がもう亡くなったことは確認されているそうで、二人の現在の夢は父親を探すことだそうです。

二人を引き合わせた電話工事の青年は二人から「ANJO（天使）」と呼ばれ、二人とその家族から、実の家族のように大切にされる存在になったとか。

二人のうれしそうな顔にほのぼのしつつ、DNAの驚異的な力に腰を抜かすほどびっくりしました。