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都市間の発展指数 概観

2014年11月27日 | ブラジル雑記
先日「都市の発展度指数」が発表されました。
これは2010年に行われた全国国勢調査の数値を基にした指数です。
基本となる観点は、そこに暮らす人々の「寿命」「教育」「所得」です。
2010年の調査ではブラジルでいちばん「発展」している都市はサンパウロ、逆に最下位の都市はマナウスだそうです。
ただし、2000年には22.1%だった両都市間の格差が、今回2010年の調査結果では10.3%まで縮んだということで、都市間の暮らしの格差が小さくなっていることが現れてきています。

具体的な項目で見ていくと...

「寿命」で一番良い数値だったのはブラジリアで平均寿命は82歳。
一番低い数値だったのは東北海岸部のナタールで67歳。
サンパウロやリオデジャネイロでは、都市内でも場所によって寿命にはかなり格差があるそうです。
やはりファベーラの存在が大きな影響を与えますよね。

「教育」では基礎教育を完了している人数の割合を見ます。
ここで面白いのは、他の項目の数値が思わしくなかったマラニョン州の州都サンルイスが一番良い数値をだしていること。
これは、マラニョン州は教育機関がサンルイス都市圏に集中しているためだろうということです。
一番悪かったのは、マナウス。
マナウスでも都市部はそれなりに充実していると思ったけどね。
残念。
サンルイスとは逆に、マナウスの場合、最近になって無計画な占拠により住みつく人たちが多いからかしら。

「所得」も残念ながら最低だった都市はマナウス。
最低所得は月に169.1レアイス、最高所得は月に7893.75レアイス。
最高だった都市サンパウロは、最低所得は月に351.85レアイス、最高所得は月に13802レアイス。
これはね~、大都市にはそれだけ仕事のしやすさって言うのもあるしね。

というわけで、今回の調査では全体として中西部から南部にかけては高い指数を示し、反対に北部東北部は発展度が低い数値がでたそうです。

もっと詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ~

コメント (2)
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