アマゾンわんわん日記 2018

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いつも あなたが

2016年09月06日 | 人間
ペケママ世代、少し年上の男性と結婚した友人たちは、みなさま「ご主人様の定年退職」という現実に直面しております。

退職後、すぐに再就職をしてくれれば問題なし。
妻も、今までは作らなかったお弁当を作ったり、早くなった帰宅時間に戸惑ったりしながらも、「いってらっしゃーい」と機嫌よく職場に送り出すことができるみたい。

悩みが多いのは、「少し休んでから、また働くよ」とか、「もう十分働いたから、休ませてよ」良いう場合。
この場合、ご主人様はそれまでの激務で失った時間を取り戻すかのように「休む」。
とにかく、仕事から離れたこの時間をいつくしむ。
何をするのではないけれど、何もしないこの時間を心の底から味わうでしょう?

いいのよ、それも。
きっと、ご主人様としたら、何をするのかわからないのではなく、何もしないその時間を楽しんでいるのよね。

でも、家の中を仕切る主婦には大事件よね。
だって、昼間の我が家は私の天下のはずなのに、家の中にでっかい物体がごろんとある?…いえ、いるわけだから。
今までは、ざっと行っていた部屋の掃除も、細かくチェックが入る。
夫のために朝昼晩の三食、ご飯を作るとなるとそれだけでも準備から片付けまで、大変な手間。

専業主婦だけでなく、昼間外に働きに出る奥様も、「家に帰るとお腹を空かせた夫が待っている」なんてことになるのかもしれないしね。
「帰ってくる夫のために急いでご飯の支度しなくっちゃ」というのと、「お腹空かせてまっている夫のために急いでご飯の支度しなくちゃ」っていうのとは、ずいぶん違うわよね。

妻が長い間かかって築き上げてきた「生活のリズム」が根底から崩れていく。
これを、また一から作り上げていくのは、なかなか辛抱と努力が必要なもの。
妻も夫もね。
でも、この「2度目の最初の一歩」をうまく歩んでいければ、その夫婦にとって本当の意味で次のステージが開かれていくのでしょうね。

    *     *     *     *     *

それにしても、この局面を迎えた妻のセリフは、面白いほどみんな同じ。

「いつも 家にいるのよ」

ブラジル人、日本人に関わらず、ブラジルに住む、日本に住むに関わらず。
みんな 同じ。

きっと、朝起きてから夜寝るまで、ずっと自分のそばに同じ人間がいるのって、脅威なのかもしれませんね。

ペケママ家はまだだけど、近い将来でしょうね。
私も同じことを言うのかしら??

    *     *     *     *     *

そういえば、先日、ご主人様に何年か前に先立たれた友人が同じことを言うのを聞いたわ。
彼女が「いつも 家にいるのよ」とこぼすのは、娘さん。
それまで付き合っていた恋人と、最近別れた娘さん。
それまで彼の家に入り浸りで、家に帰ってこないこともあったのに、それがすっかりなくなって毎日家に戻ってくるようになった途端に、母親である友人がこう愚痴りだした。

「もうさ、学校に行く以外、夜もずーっと家にいるんだもの。」

いやいや、若いといえども、結婚前の妙齢の娘。
それが普通ですから。
ね、お母さん!!
コメント
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