アマゾンわんわん日記 2018

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不在証明

2017年01月05日 | 人間
人を見送ったり、見送られたりすることは苦手です。
日本から帰ってくるときでも、なるべく見送りは断っています。
唯一、妹たちだけは「じゃあ、またね~」と隣の家に帰っていくみたいに見送ってくれるので、安心して空港まで来てもらうことができます。

自分で見送るときもしかり。
娘を見送るときでも、「じゃあね」と手を振って別れるだけ。
今回の見送りでは、直前にフランスの留学生失踪事件などが起こったものだから、やれ「夜は早く帰りなさい」とか「知り合いだからと言って、簡単に家に入れるな」とかくどくどとお説教。
搭乗ロビーに入り、きっとずいぶんほっとしたことでしょうね。

そんなふうに 考えています。

私が、離れていった人の不在を一番感じる場所。
それはスーパーマーケット。

今日も買い物をしながら
「ああ、これ、娘が好きだったな。」とか
「これ、今回買っておいてあげなかったな。」とか。
あれも食べさせたかった、これを作ってあげたかった。
食品の棚を眺めながら、次から次へと頭に浮かんできて、しばらくぼんやりとしてしまいました。

毎日人のご飯を作っている「主婦」は、自分が作っている「ご飯」やその人の好みの食べ物などが、アルバムに張られた写真のように、頭の中に積み重ねられているのでしょうね。

スーパーの中をカートを押して歩いている時間。
私にとっては、それが一番人の不在を感じる時間かもしれません。
コメント (2)
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