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落星

2022年12月29日 | ブラジル雑記

サッカーの「王様」と称される「ペレ」本名Edson Arantes Nascimento氏が サンパウロの病院で亡くなりました。

82歳でした。

ペレ氏は昨年9月 腸にできた癌のため手術をしその後化学療法の治療を受けていました。

今年の11月29日、結腸にできた癌の化学療法と呼吸器系の障害の治療のため、サンパウロの病院に入院しました。

ここ1か月「ペレの容態が深刻になっている」という話をよく耳にしました。

そして今日12月29日、容態は悪化し午後3時27分 多臓器不全のため亡くなりました。

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ミナスジェライス州とサンパウロ州のちょうど州境近いTês Coraçoes という町で生まれた少年は、幼いころよりサッカーに長けていました。

その後家族はサンパウロに移り、16歳の時にはサントスサッカークラブのサッカー選手として活躍するようになりました。

1958年にワールドカップ スウェーデン大会で6ゴールを決め、以降ブラジルを3回優勝に導きました。

引退後もスポーツ相などを務め、生涯をサッカーのために捧げてきました。

12月17日に自身の夢や愛する者たちへの想い、ワールドカップに早々に敗れたブラジル選手たちへの言葉などを綴った長い手紙をSNSに投稿しています。

図らずもこれが遺言のような形になってしまいました。

ワールドカップの年に亡くなったというのが まさにサッカーの王様「ペレ」らしいなと思います。

ペレと関係の深いサンパウロ州は、明日から7日間の服喪を宣言しました。

ペレを知っている世代もまたそうでない世代も、サッカーを好きな人もそうでない人も、ブラジル中が「ペレ」氏がお亡くなりになったことを悲しんでいます。

サッカーにはそう詳しくない私ですが、ブラジルサッカーの一つの時代、世代が区切られたのかな...そんな気持ちになりました。

 

 

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