ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Dogsbody(星空から来た犬):1章~6章

2004-11-03 23:51:55 | 読書
Dogsbodyの感想,今日から少しずつアップしていこうと思います。

Siriusは,その名の通り,おおいぬ座の主星です。彼は裁判の被告席にいました。罪状は,殺人罪。裁判官達によれば,彼はZoiという小さな星を殺したらしいのですが,彼はZoiを殺してないと言います。しかし,裁判官達は全く聞いてくれません。
やがて判決が下され,Siriusは追放されます。

気がつくと,彼は他の四足の生物達と一緒にいました。女性が2人,彼らを値踏みしているみたい(?)私にはそう感じられましたが。やがて女性の1人が,彼を溺れさせようとします。そこで彼は誰かが彼の事を,星だった時のように"Effulgency"と呼ぶのを聞きます。そして彼をしばしの間暖めてくれました。
やがて彼は川辺で,Kathleenという女の子に拾われます。Kathleenと一緒に同じ年頃のBasilとRobinの兄弟もいました。

KathleenはSiriusの鋭い緑の目を見て,Leoと名付けました。彼女は,兄弟の母親Duffieと父親のDuffieldさん(Kathleenは彼をHarryおじさんと呼びます)と一緒に暮らしていました。DuffieはKathleenの事が嫌いなようで,Siriusも気に入らないようです。Duffiedさんの家には,他に猫の家族,母親のTibblesと,双子の息子,RomulusとRemusがいました。Siriusは自分が犬の赤ちゃんだという事を事を悟ります。

猫の家族は最初Siriusの事が気に入りませんでした。彼らはKathleenに可愛がられていて,どうやら新参者のSiriusに嫉妬しているようです。TibblesはSiriusを,Duffieが趣味で経営している焼き物のの店に誘い込んで,そこでSiriusに焼き物を割らせて,家にいられないようにしようと企みました。しかしSiriusは引っかかりませんでした。逆にTibblesが焼き物を破壊して,Duffieに見つかってしまいました。

しかし,SiriusがTibblesを助けた所から彼は猫の家族と仲良くなります。この頃人間の言葉や生活を理解するようになったSiriusは,Kathleenの生い立ちを知ります。彼女はアイルランド人で,父親が牢屋に投獄されていて,Duffiledさんが預かっているのでした。
Siriusが少し成長すると,DuffieはKathleenに,Siriusをつなぐよう命じます。そこでSiriusはSol(太陽)と出会います。溺れそうになった時,暖めてくれたのはSolでした。Solは,SiriusにZoiを捜して欲しいと頼みます。実はZoiが太陽系に落ちてきて,システムをかき乱され,Solは困っていたのでした。Zoiを見つける事は,Siriusにとっても,本当は何が起きたのか確かめる為に大事な事でした。

やがてSiriusは十分に成長し,首輪をはずしてTibblesの助けで門をこじあけ,Zoiを捜しに外に出ます。彼は自由になった喜びと犬の本質が出てきて,仕事を忘れて大はしゃぎ。そこで彼はある老婦人に出会います。彼女はSiriusの緑の目を見て,彼を「Sirius」と名付けます。(偶然彼自身の名前でした)
またSiriusは彼にそっくりな白い毛と赤い耳の犬達を目にします。しかし彼らは(Siriusに言わせると)頭がよくなくHallo halloとしか言いません。その時彼は,Zoiの存在を感じました。しかし,家に帰る時間です。(出歩いている事を知られてはいけません)




ふう~っ。イギリスファンタジーのお約束,最初はとても長く感じられました。正直言って4章辺りまではちょっと退屈気味でしたけどね。全16章の物語なので,ここらへんで起承転結の,承のはずです‥‥。
それにしても,Zoiって一体どういうものなのでしょう? 殺されたと言われているので,もう死んでいて,何か石のような物体なのでしょうか? それとも生物なのでしょうか? 
ところで,SiriusがZoiを見たかもと感じた所の場面は,何となく,昔Witch Weekを読んでいた時の,クラスに魔法使いがいる?と思い始めた時の描写を思い出させました。

ところで,dogsbodyという言葉には「あくせく働く人、下働き」という意味があったんですね。新発見。



早合点記事の顛末

2004-11-03 02:42:47 | Tolkien・映画
***ROTK SEE超強度ネタバレ要注意。***

これはホントにご紹介しようかどうか,迷いに迷ったのですが,数日前にご紹介したhdr-see.deのネタバレ記事(見ない方がいいかもと書いたヤツ)の事です。
実はなんともな~~な顛末になってしまったようです。
結論から言うと,ホントに見ない方がよかったみたいです。

強度ネタバレとはいいましても,新しいシーンが見つかったという嬉しい話ではありませんので,伏字にはしないでおきます。ROTK SEEについて,いかなるネタバレも見たくないという方は(もう最初の赤字で逃げ出してるとは思いますが(^^;))この辺りで引き返された方がよろしいかと思います。

今日載っていた話の要旨です。
1:映画やコメンタリーなど全てのオーディオトラックを入れたら,何とDVDに収まりきれなくなってしまったので,エピローグ,エルロンド/アルウェンの追加シーン,灰色港の拡張版シーン,等をカットしたそうです。この数日間に流れた写真は,多くがその入りきれないシーンのものだったそうです。

2:それだけなら諦めもつきますが,実はそれらのカットされた場面が残っているバージョンを,WETAのスタッフや出演者にだけ「特別プレゼント」として配るのだそうです。‥‥これは一旦バレてしまったら,ちょっと後味の悪い話ですね。

これは問題の記事の全文です。たまにはへたれ翻訳してみました。(変な日本語お許し下さい)

<ここから>Weta Workshopから警告されてしまいました。なぜならば,私がこの2日間で見つけたネタバレ写真は,「関係者向け特別SEE」からの物だったからです。

ネタバレ写真は削除しました。Weta WorkshopのJ.D.氏は(もちろん管理人はフルネームを知ってますが)私にコンタクトを取り,まず最初に,彼はROTKのネタバレ写真を見てあまり愉快でないと言いました。それ故に私は全てのネタバレ写真を取り去りました。すみません,でも問題沙汰にしたくなかったのでリスクが高すぎます。私を蹴飛ばす事ができるのはNew Lineだけですが,J.D.氏は彼らと電話でコンタクトを取る必要があり,私がトラブルになります。

だから,将来もヨーロッパソースからのネタバレ写真はアップロードしません。(ところでネタバレ写真をアップする以前から今までずっとそのソースにお願いしていました)私のソースはNew Lineに危険はありません。彼は私以外の人に写真は送っていません。彼は映画のコピーもしていません。とてもよい態度です。でも私は新しい写真についてみなさんにお話しようと思っています。文章で書く事を誰も止める事はできませんよね? これだけは言えますが,信用できるものです。

2つのフィルムバージョンについて:ここで言い訳しなくてはなりません,何故なら,私は実際の写真を持っていないのです。でも何をごまかす事があるでしょう? 私は私のソースを信用しています。これは本物です。話を最後までさせて下さい。

先週の週末,私のソースの1人がSpecial Extended EditionのUNRATED DVDバージョンについて話しました。出演者とクルーだけ(New Lineは含まれません。Weta Digital,Weta Workshop等だけです)がそのDVDをこの数日間に手に入れます。

出演者とクルーの為だけに異なるバージョンが作られたのです。ウェリントンで上映されたバージョンは(2004年8月2日,6人,私はそのうち5人を知っています)12月に店頭に出るものではありません。

「関係者向け特別SEE」の上映時間は,4時間55分19秒です。これは12月に出るフィルムバージョンよりはるかに長いです。 それは何故かと言えば「関係者向け特別SEE」はもっとたくさんのシーンがあるからです。エピローグも入っているのです! Elrond/Arwenのシーンも入っています。拡張版のGrey heavens,その他もです!

「関係者向け特別SEE」は映画の現場で働いていた人々にとってのびっくりプレゼントです。Wetaのメンバーですらそんなバージョンが出てくるとは知りませんでした。TTT SEEにも,FotR-SEEにも,そのような「関係者向け特別SEE」は存在しませんでした。

J.D.氏は以前私が聞いた事について認めました。これは,J.D.のメッセージです。

「私はあなたが書いたエピローグの件についてお話したい。そう,エピローグはある。それはオリジナルのフィルムにはあった。私達はそれを準備するつもりだった。しかし,長さのせいではない。フィルムの長さなど無関係だ。ただ単にDVDに空きがなかったからだ。全てのオーディオトラック(5.1 surround, DTS, commentary,etc)を追加したら,空きがなくなった。そこで変更をした。犠牲になったのはエピローグ部分だ。今私達はエピローグの残っているバージョンもまだ持っている。このバージョンはフランとピーターからクルーメンバーへの特別なプレゼントとしてのみ作られた。私はあなたのサイトのレビューについてもチェックした。(そうだ,あなたのサイトも読んだ)ウェリントンで上映されたものについて2つレビューがあるね」

その後,彼は彼自身について描きました。彼は名前を名乗りました。もしやろうと思えばチェックできますが,彼は本物だと思います。私は彼を信用します。(とは言っても,Jedi/Moorerにチェックさせようとは思いますが)

最後に彼はこう書きました。

「あの上映はカットなしバージョンだ。従ってこれらのレビューにある全てのものがSEE版が店頭に出た時に観れるわけではない。そうするとあなたのサイトは失敗者に見えるだろう。ほら,だから,私はエピローグに何が起きたか,事実をあなたにちゃんと確認してもらいたかったのだ」

では,話をまとめましょう。もちろん,私はJediやMoorer氏と一緒に彼と話そうとしました。写真は削除しました。私は協調したいです。映画を観たソースからは新しいイメージはもう来ないでしょう。

12月に出るSEEには,もう最後の大きなカットが変更はありませんでした。エピローグや他の物は既にずっと前から取り除かれていたのです。

私は,12月に観る事のできるSEEバージョンと,出演者と関係者だけの為に特別に作られたSEEバージョンの違いをリストアップしようと思います。<ここまで>

げ~ヒドイ(泣;) なんか12月の一般向けSEEと特別SEEとの違いをリストアップしますと言われても,それこそホントに見たくないネタバレですよね~~。

ところで,TORNから出ているこの記事(これも強力ネタバレなのでご注意下さい)は本物でいてくれよ~~!!と願わずにはいられない,秋の夜長でした。

GOF CD : Chapter 30 : The Pensieve

2004-11-03 00:09:06 | ハリポタ4巻
***4巻5巻,既読前提です。***
Harryは2年振りに校長室に来ます。そこに何があるかまた確認するように描かれていますね。今後の話に使われるかもしれないので(実際5巻で使われましたね)覚えておきましょう。

そして彼はPensieveを発見。Pensieveってpensive(沈痛な)という単語から来たのかと思いましたが,pen(~を閉じ込める)+sieve(ざる、うらごし器)の方が近そうです。

そこで彼は3つの裁判を見ます。以前は,Crouch氏が裁判官の役目を果たしていたようです。ただ,Siriusを裁判なしでAzkabanに放り込んだという事でもわかるように,彼の審判は必ずしもパーフェクトとは言えないようです。

まず,Karkaroff氏の裁判。彼はDeath Eatersの名前を挙げて刑期を軽減しようと図ります。ここに出てきたDeath Eatersの名前は5巻に出てきます。そして彼はSnapeの名前を出すのですが,Dumbledore先生が,彼はDeath Eaterは辞めたと言います。
次に,Bagman氏。彼は,何か秘密をDeath Eaterに漏らしたらしいのですが,陪審員の支持(えこひいき?)で,刑を免れたようです。
そして,最後はLongbottom家を襲ったDeath Eaters。彼等は5巻で重要な役割を果たすのですが,中に,Crouch氏の息子がいました。彼は自分はやってないと必死に訴えますが,果たして本当は有罪なのか?無罪なのか?

それにしても,ここでHarryが見るのはもちろん本物のMoodyなのですが,偽者と全然区別がつきません。(笑)でも何故かLongbottom家の事件の時だけ,Harryは彼を見かけないんですね。その時鼻を折られたんでしょうか?

やがてDumbledore先生がHarryを引き上げに来ます。実は,その後2人でお話している事がとても重要です。Snape先生は(Dark Markが)この頃力強くなってきたと危険な事を言っているし(汗),若き日のBertha Jorkinsが出てくるし。。。

ここでHarryはDumbledore先生が「とても年取っている」事に気がつきますが,果たしてこれは何を意味しているのでしょう? 指輪物語では,PippinがGandalfが随分年取ったと感じる所がありますが,それはGandalfのお役目の終わりが近かった事を示していましたね。似たような事を示しているのでしょうか?

それにしても,HarryがVoldemortのやっている事が見えるという事に対して,既にDumbledore先生は,この時から既に,これからHarryにどう接して行こうか考え始めているようですね。(それで5巻での冷たい態度につながっていくんですね)

ところで,Harry自身は,これを見てから,たったの2~3ヶ月後に同じ法廷に立つんですよね。本を読む側としては3年位間が空いていたので,随分間があったような気がしますが,ホントに5巻は4巻にすぐにつながっているので注意が必要です。

‥そしてHarryは,Snapeや,Longbottom家の秘密を知ってしまいます。
Crouch Jr.が有罪なのか無罪なのか,Veritaserumの章でじっくり考える事としましょう。



Run!Run!Run!