これはもう「指輪」との出会いとはカンケイない話になってしまいますが‥(笑)
先日アラゴルンに例えた足利尊氏という人物は,‥‥そもそも何故彼をアラゴルンと見たかと言えば,‥‥彼は鎌倉幕府の将軍源氏の子孫なのです。そして源氏という家系は,また天皇家の子孫でもありますが,彼は後醍醐天皇の後押しにより,源氏の家系の途絶えた後,代わりに政権を担っていた北条家から政権を取り返す事を目指します。アラゴルンはゴンドールの王家の子孫でした。そして彼はそのゴンドール王家のずっと祖先に当たる人の兄弟であるエルロンドに育てられます。ゴンドールでは,王家が絶えた後,執政家が実権を持っています。
つまり,足利尊氏と鎌倉幕府と後醍醐天皇と北条家の関係,って,アラゴルンとゴンドールとエルロンドと執政家の関係と,そっくりなんですよ。
私は最初に映画を観た時,アラゴルンとボロミアの立場について知ったとき,「ええっ!?」って言ってしまいました。(^o^)
‥で,この足利尊氏という人は,逆説の日本史 7中世王権編(井沢元彦著)という本を読んでいて,とても興味深いキャラクタを持っていたらしい事がわかりました。これは足利尊氏と親交のあった人物が残した言葉だそうですが,
簡単に言うと,優しくて寛大,だけど勇敢,という事です。
これって‥‥,アラゴルンのキャラクタそのもの,じゃあありませんか。(爆)
ホントに日本史に実在したんですね??(えっ?(^^;))
ここまで言われると,トールキンさんほんとにどこからアラゴルンの話のヒントを得たんだか,気になりますね。
でもここで,へぇ~足利尊氏って素敵な人なんだ~と,喜ぶのは早計です。彼は個人的には「いい人」だけれども,政治家としてはその優しさが失敗の元で,地方の大名に力をつけさせてしまい,結果として後の戦国時代を招いたと言われます。
と聞くと,アラゴルンの治世の時代は平和そのものであったと言われてはいますが,ゴンドールという国はその後果たして長く続いたのか,ちょっくら疑問を感じてしまいます。(そう言えば戴冠式の後の裏山シーンでの彼とガンダルフとの会話は,なんとなくそんな事を暗示していた気もしたなあ‥)
実際,草稿集The History of Middle-earthの最後の最後の方に,指輪物語の「続き」の書きかけが数ページあって,どーもその話の中で,アラゴルンの息子の時代に,早くも嵐の予感っぽかったんですよね。
今となっては,本当はどうだったのかは永遠の謎ですが‥‥。
先日アラゴルンに例えた足利尊氏という人物は,‥‥そもそも何故彼をアラゴルンと見たかと言えば,‥‥彼は鎌倉幕府の将軍源氏の子孫なのです。そして源氏という家系は,また天皇家の子孫でもありますが,彼は後醍醐天皇の後押しにより,源氏の家系の途絶えた後,代わりに政権を担っていた北条家から政権を取り返す事を目指します。アラゴルンはゴンドールの王家の子孫でした。そして彼はそのゴンドール王家のずっと祖先に当たる人の兄弟であるエルロンドに育てられます。ゴンドールでは,王家が絶えた後,執政家が実権を持っています。
つまり,足利尊氏と鎌倉幕府と後醍醐天皇と北条家の関係,って,アラゴルンとゴンドールとエルロンドと執政家の関係と,そっくりなんですよ。
私は最初に映画を観た時,アラゴルンとボロミアの立場について知ったとき,「ええっ!?」って言ってしまいました。(^o^)
‥で,この足利尊氏という人は,逆説の日本史 7中世王権編(井沢元彦著)という本を読んでいて,とても興味深いキャラクタを持っていたらしい事がわかりました。これは足利尊氏と親交のあった人物が残した言葉だそうですが,
- 戦の時命が危なくなる事は度々あったが畏れの心を持たない
- 慈悲深く人を憎む事がなく多くの敵を許した
- 心が広く物惜しみせず諸人からの進物を皆人にあげてしまう
簡単に言うと,優しくて寛大,だけど勇敢,という事です。
これって‥‥,アラゴルンのキャラクタそのもの,じゃあありませんか。(爆)
ホントに日本史に実在したんですね??(えっ?(^^;))
ここまで言われると,トールキンさんほんとにどこからアラゴルンの話のヒントを得たんだか,気になりますね。
でもここで,へぇ~足利尊氏って素敵な人なんだ~と,喜ぶのは早計です。彼は個人的には「いい人」だけれども,政治家としてはその優しさが失敗の元で,地方の大名に力をつけさせてしまい,結果として後の戦国時代を招いたと言われます。
と聞くと,アラゴルンの治世の時代は平和そのものであったと言われてはいますが,ゴンドールという国はその後果たして長く続いたのか,ちょっくら疑問を感じてしまいます。(そう言えば戴冠式の後の裏山シーンでの彼とガンダルフとの会話は,なんとなくそんな事を暗示していた気もしたなあ‥)
実際,草稿集The History of Middle-earthの最後の最後の方に,指輪物語の「続き」の書きかけが数ページあって,どーもその話の中で,アラゴルンの息子の時代に,早くも嵐の予感っぽかったんですよね。
今となっては,本当はどうだったのかは永遠の謎ですが‥‥。