ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME6 : I. A Long-Expected Party (5)

2004-11-16 23:37:18 | Tolkien・HoME
第3稿続き
誕生日パーティの前バージョンとの違い
主な物は以下の通りです。
  • 谷間の国から来た贈り物についているマークは,王様のイニシャル"B"からDaleの"D"に変わった。
  • ホビット達の名字が整理され,招待されたホビット達の中に,Bolgersが登場。
  • ビンゴ(いずれはビルボのセリフになるんだけど)誕生日での挨拶が,"I am leaving after dinner."が"I am leaving now."へ変更

こんな記述もありました。
ビンゴはとても注意深く彼の宝,本,絵,おもちゃを捨てた。これらの多くはMarmaduke Brandybuck(メリーの前身)へ行った。

そして第3稿の最後はこのように書かれています。

(パーティで姿を消した後)ビンゴは袋小路屋敷で自分のジョークを楽しんでいました。こういうおバカな性質はトゥック家から受け継いだもの,そして彼は自分の誕生日パーティに全財産はたいてしまいました。こういう性質(気前よさって言うのでしょうか)はブランディバック家から来たもの。結局彼に残ったのは,チョッキのボタンと,銀の小銭入れと,指輪だけでした。

そして彼は,その夜,袋小路屋敷の鍵を置いて出て行きます。

ほほう,トゥック家の向こう見ずさとブランディバック家の思いっきりのよさがビンゴに受け継がれたんですね。正式版では,よくわからなかったけど,それで,結果的に,トゥック家のピピンとブランディバック家のメリーが,フロドにお供する事になったんですね。

ふと気が付いたのですが,この時点では文章はまだホビットの冒険と同様,一人称になっています。正式版は,執筆はフロドなのでしょうが,主にホビット達が代わる代わる語ったような作りになっています。

それにしても,一体いつ,誕生日パーティはビルボのパーティに戻り,ビルボの息子ビンゴはビルボのおいフロドになるのか。。。。

第4稿
前回まで,
When Bilbo, son of Bungo ...
When Bingo, son of Bilbo ...
だった書き出しが,
When Bingo Bolger-Baggins of the well-known Baggins family ...
という書き出しに代わります。

ビンゴという名前はまだ健在なようです。しかし,Bingo Bolger-Bagginsとは?

ビルボは99才の時,27才の甥ビンゴ・ボルジャーを養子にし,ビンゴ・ボルジャー・バギンス(Bingo Bolger-Baggins)と名前を変えさせます。
ビンゴ・ボルジャーはプリムラ・ブランディバックとロロ・ボルジャー(Rollo Bolger)の息子でした。父はとても地味(unimportant)な人。プリムラ・ブランディバックは,ミラベラ・トゥック(トゥック翁の美人(remarkable)三人娘の1人)の娘でした。

ビンゴの両親に何があったのかは,正確には伝えられてなく,ロロ・ボルジャーは食べ過ぎで若くして死んだとか,または太り過ぎでボートが沈んだと言われてます。(この名残がおでぶちゃんFatty Bolgerになって残っているんですね)

‥またwisdom-teethのカット話が出てきます。(笑)

今度はかなり正式版に近づいたようです。文章も,また一段と読みやすくなってきました。ただ,まだお誕生日パーティはビンゴのだし,気が付くと,第2稿に登場したはずの,ガンダルフがいないですね。

Dogsbody(星空から来た犬):14章

2004-11-16 23:13:43 | 読書
Miss Smithは手紙を書いてます。そして彼女はDuffield家に電話をかけますが,例のいらいらした声。
その夜,誰かがMiss Smithの家にやってきます。Robinでした。彼は,KathleenとSiriusがいなくなった事をとても悲しんでいたのです。Robinは片っ端から電話をかけ,Miss Smithの家を探り当てたのでした。
しかし,もう1人。なんとBasilでした。Basilもまた悲しく思っていたのです。
Kathleenは,兄弟の為にDaffield家に帰る決意をします。Siriusは外に出る機会をなくしてしまいました。
ところがその時,3人は眠ってしまいました。Siriusは千載一遇のチャンスとばかりに外に出ます。川辺には白い犬達がいました。しかし彼の相棒の臭いがします。彼は兄弟犬達と一緒に走り出しました。相棒がSiriusの息の根を止めようとしますが,どれがSiriusかわかりません。やがて犬達は相棒を離れ,誰かに呼ばれるがままに進んでいきました。
その頃,Miss Smithの家では3人が起きて,Siriusがいない事に気がつきます。3人はSiriusを捜しに表に出ました。そして,彼らはとうとうSiriusを見つけました。

ここに来て,Robinはもちろん,BasilもKathleenの事を好きだったってわかります。特に,BasilがSiriusの事を「こんなに」好きだったなんて,とびっくり,嬉しく思いました。


GOF CD : Chapter 35: Veritaserum

2004-11-16 23:08:52 | ハリポタ4巻
***5巻既読前提です。***
Hogwartsに帰ってきたHarryは(かなり体調が悪そう)Dumbledore先生が来るのを見ます。彼はVoldemortが帰ってきたと訴えます。一方,Fudge氏も来ます。彼はCedricが死んでいると騒ぎ,Harryに彼を放すよう言います。HarryはCedricを両親に渡すまでは,と言いますが,Dumbledore先生は,Cedricを助ける事はできないから,と諭します。

Dumbledore先生は,Harryにそこに留まるように言いますが,Moody先生がHarryを自分の部屋に連れています。Harryは今までの出来事を聞かれるままに答えるのですが,まずHogwartsにDearh Eaterがいる事をDumbledore先生に伝えるべきだと思い出します。

彼はMoody先生の様子が何かおかしいことに気が付きます。
Moody先生はVoldemortの事をDark Lordと呼び,彼がDeath Eatersをどう扱ったかを聞こうとします。Harryは自分をTriwizard Tournamentに参加させたのはKarkaroffですかと尋ねますが,Moody先生はそれは自分だと言います。Hagridにドラゴンの情報を与えたのも,Cedricに卵の事を教えたのも(Cedricはきちんとした子だからドラゴンのお返しはすると期待した)彼。NevilleにGillyweedの本を与えたけれどこれはハズレ。仕方なく,Dobbyを別の用で呼び,わざと彼の前でGillyweedの話をしたり,第3タスクでは他のチャンピオンが勝てないように細工したのも彼自身だと‥‥。

彼はDumbledore先生の友達,最高のAurorではなかったか? と信じられないHarry。Moody先生はさらにHarryを殺そうと迫ってきます。。。

その時,"Stupefy"の呪文と共にドアが開き,Dumbledore先生,McGonagall先生,Snape先生が入ってきます。Dumbledore先生はあっという間にMoody先生にStunning Charmをかけたのでした。Harryは「この時初めて何故Dumbledore先生はVoldemortが恐れる唯1人の魔法使いなのか」悟りました。そして彼は「これはMoodyではない」と言います。彼はMoody先生がHarryを自分の目の届かない所へ連れて行こうとした時,確信を持った,と言います。McGonagall先生はHarryを保健室へ連れて行こうとしますが,Dumbledore先生は
Understanding is the first step to acceptance, and only with acceptance can be recovery.
(これは彼の名ゼリフの1つですね)と言い,Harryに真実を見せる事にします。(何故彼がVoldemortに関しては,Harryに真実を告げる事にこだわったかは,5巻のラストを読むとより理解できます)

Dumbledore先生は,次にMcGonagall先生とSnape先生に奇妙なお願いをします。McGonagall先生には,Hagridのかぼちゃ畑にいる黒い犬を彼のオフィスに連れて行くよう言います。(この場に呼ばなかったのはさすがDumbledore先生,賢い判断ですね)Snape先生にはVeritaserumと,台所からWinkyというHouse-elfを連れてくるよう言います。

どーも最近Siriusというと,Effulgency!と呼びたくなるんだが‥(笑)

待っている間,Dumbledore先生はMoody先生のトランクを調べます。7つの鍵のついたトランク(これ魔法使いの世界で1番欲しい物だな(笑))で鍵ごとに異なるコンテンツが現れます。7つ目に現れたのは,なんと,小さな部屋と,その中に横たわっていたのは,髪の毛を抜かれた本物のAlastor Moodyでした。Dumbledore先生は,彼はPolyjuice Potionを使っていたのだよ,と言い,本物の髪の毛が必要なのでこうして生かしているのだろうと言います。

それにしても,あたかもHarryがPolyjuice Potionを知っている事を知っている,というような口ぶり!(笑) どうせ,Snape先生が,自分の保管庫からPolyjuice Potionの材料が盗まれているのを見て,かねてからMoodyは偽者だと訴えていたのでしょうが,ついでに,Harryがそれを盗んだ事があるとチクっていたんでしょーね(爆)

すると,偽者のMoodyの体に変化が訪れます。元に戻ったimposter(詐欺師)の正体を見て(スフィンクスのなぞなぞも伏線だったんですね→これってMoodyは偽者と知っていたSnape先生の差し金?)Harryはびっくり。何とPensieveに出てきたCrouch氏の息子でした。

戻ってきたSnape先生,思わず,「Crouch!」お知り合いだったんですね。(さすがに彼は,正体までは見抜いてなかったようですが)そしてVeritaserumの登場です。

Crouch Jr.はだらだら~と今までの真実を語ります。
彼のお母さんは,自分の余命いくばくもない事を知り,Azkabanにいる息子と交換する事を夫にお願いします。Crouchパパは奥さんを愛していて,願いを聞き入れます。何と魔法界の正義の象徴だったCrouch氏が,自ら息子の脱獄を幇助するんですね。そしてPolyjuice Potionを使って2人を交換。(Polyjuice Potion,ホントにこの巻ではポイントですね)やがて奥さんは亡くなり,Crouch Jr.として埋葬されます。これはSiriusの目も欺きました。

家に帰ったJr.に,パパはImperius Curseをかけ,透明マントに隠します。パパついに重大犯罪です。しかしある日,パパの留守中にJr.はBertha Jorkinsに見つかってしまいます。パパはBerthaにMemory Charmをかけてしまいます。

Jr.は「いい子」にしていると,ご褒美にたまに外出できたようです。透明マントに隠れてのQuidditch W-cupもそうしたご褒美でした。Harryの杖を盗んだのは彼です。‥と,彼はその夜,Death Eatersの愚行を見ます。かねてから彼等のいい加減さに怒っていた彼(たとえ悪の道に落ちようと,潔癖感はパパ譲りですね)はDark Markを打ち上げます。Crouchパパはどうやら彼の仕業と見抜き,所在を突き止める為に草むらをあさる行動をしたのでした。

Jr.の夢は,Voldemortに仕える事でした。
ある日,彼の許をWormtailに抱かれたVoldemortが訪れます。今度新しい先生になるMoodyに化けてHogwartsに入り,HarryをVoldemortの所へ送る仕事を依頼されます。彼は喜んで引き受け,逆にパパがImperius Curseにかかってしまいます。

ある時,CrouchパパがDumbledore先生に真実を告げに行こうとしている事をVoldemortサイドが見抜きます。Wormtailはうっかり逃がしてしまいます。彼らは慌ててHogwartsにいる偽Moodyに連絡を入れます。Crouch Jr.はHarryの行動に注意しながら(どうやらHarryの後をつけていたようですね,で,Snape先生がCrouchどうのこうのと言えたワケか),隙を見てパパを殺害,遺体を骨に変えてHagridの畑に埋めます。

そして第3タスクの日,カップにPortkeyの魔法をかけ(実際の方法は5巻でDumbledore先生がやってますね),準備万端,のはずでした。。。


Dogsbody(星空から来た犬):13章

2004-11-16 00:29:23 | 読書
Siriusは警官と家に帰ってきました。Duffield家の人たちは泥棒に入られたと思っていたようで,KathleenもRobinも,BasilやDuffieldさんさえ彼を歓迎してくれました。TibblesはNew-Siriusの一撃をすんでの所でかわしましたが,ソファが焦げ,彼女の毛皮の焦げてました。Siriusは彼の中の星の力が彼女を癒してあげられるとわかり,傷ついた背中を舐めてあげました。その時テレビではアイルランド人の脱獄のニュースを報じていました。
次の日,Siriusはもうこの家にはいられないと悟り,出て行こうとしたのですが,Solが事情が変わったと引き止めます。Kathleenがいつもより早く帰ってきました。何だか彼女の様子がおかしいです。彼女は付き添ってきた女性にSiriusを紹介しました。(その女性は一種のカウンセラーだったようです。)いぶかしがるSiriusに,Kathleenは彼女の父が死んだと言いました。前日の脱獄騒ぎで警官に撃たれたそうです。
DuffieはKathleenが帰ってきたのを見るなり,いきなり冷たい態度を取りました。あの女性は彼女を慰めるように言ったようですが,DuffieにはKathleenの面倒を見るのが我慢できないようです。さっさとRobinの部屋を掃除しろと命じるDuffieに,Kathleenはついにキレました。彼女は箒を持つと,Duffieの店の焼き物を壊し始めました。DuffieはKathleenを箒で打とうとしますが,Siriusは噛み付きます。
2人は家を飛び出しました。行くあてがないというKathleenを,SiriusはMiss Smithの家に連れて行きます。Miss Smithは快く彼らを家に入れました。中にはBruceがいました。Kathleenが話をすると,Miss SmithはDuffieの焼き物を破壊したと聞いて喜びました。彼女はそれは町で1番恐ろしいものと思っていたそうです。そして,Kathleenを家に置いてあげると言います。

Duffieってホントにヒドイヤツですね。ここはKathleenの行いをほとんど手を叩きながら読みました。Miss Smith素敵です。ホントにこんな人いたらいいですね。


Run!Run!Run!