ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME6-Ⅰ:A Long-Expected Party (1)

2004-11-09 23:34:53 | Tolkien・HoME
いよいよ今日から,クリストファー・トールキンのHOME(The History of Middle-earth)を読んでいこうと思います。他に読む本がない時など,不定期に読みますので,もしかして何年もかかるかもしれませんが(笑)
"The History of Middle-earth"というのは,平たく言えば,J.R.R. トールキンの書いた,指輪物語の草稿集を,お父さんの死後,息子のChristpherさんが見つけて出版したものです。
それにしてもこれは難しいです。(汗)まぁ~とにかく,草稿は,推敲する前の文章なので,間違いはあるわ~,それに息子さんのつけた脚注だらけだわ~で,一体どういう順番で読んだらいいのかもわからんって。。。

能書きはともかく‥
トールキンが1番最初に書いた,"A Long-Expected Party"の章の草稿です。実は,この章の下書き,4つもあるんですよ! で,最初の1つ目です。

第1稿
ブンゴの息子ビルボは(という書き出しで始まります),70才の誕生日に,盛大なパーティを催します。人々はビルボの事を例の冒険旅行以降,ヘンな人だと思っていたのですが,とりあえず,それは忘れて豪華なパーティを楽しみます。(招待状は金で書かれたそうな)ビルボのスピーチが始まると,みんなmade in Daleのクラッカーを鳴らしたり,大騒ぎ。(どうやらトールキンさんここで突然"Proudfeet!"のジョークを思いついたようで,最初Proudfoot家の事を,"Proudfeet"と書いていたけど,ここで"Proudfoots"に変わってる)
そして,ビルボはある「びっくり計画」を発表します。それはなんと,
"I am going to be married."
(おいっ!)
そして,ビルボは忽然と姿を消したのでした。(え?!)
で,ビルボは結婚して,たくさんの子供を持ち,これは,そのたくさんの子供の1人の物語です。(はっ?)
(その後延々と,正式版とあまり変わらない贈り物の話が続きます‥‥)

何が正式版と違うって,まずビルボの年齢。ビルボが姿を消した理由は書かれてないし(何だか指輪がそんなに恐ろしいものとはまだ認識されてないようですね),フロドもガンダルフも陰も形もありません。
中でも,1番びっくりしたのはやっぱり,ビルボ結婚する!でしょう。
ただ,周りのホビット達の様子は,この時点からほとんど変わっていないんですね。多少,名前が変わったりとかはしますけど。

BBC版LOTR : やはりBBC版も忙しかった

2004-11-09 23:27:31 | Tolkien・その他
昨日に引き続き,Disc12の感想です。

フロドとサムに関しては,BBC版には,オークと一緒に歩く所や,鍋を捨てる所がちゃんと入っています。鍋を投げる音がまたリアルでよいです。
モルドールルートで1番気に入ったのは,やはりなんと言っても,指輪棄却シーン。ゴラムがフロドの指を引っこ抜くまでの過程がちょっとわかりにくにのですが,その後,彼は文字通りの狂喜乱舞。(この喜び方がすごいステキ♪)やがて突然声が遠のいて‥‥この効果音,映画に1歩もひけを取らないんですよ~。

さて,それ以降のシーンですが,映画は,まあ,あれはあれでいいとしているのですが,やはり原作準拠が超~嬉しい。

サムが,王様と聞いて,どの王様?とうろたえる所もあるし,"Nine Fingers"の歌もあるし,もちろんファラミアの活躍もあります。残念ながらエオウィンに"Speak plainer!"と怒られる所とか,ファラミアがエオウィンをちょっとたしなめる所がなくて,この会話の面白さがなくなってしまったですが‥。

でも中でもかなり気に入ったのは,地味ですが,アラゴルンとガンダルフが裏山で白の木の苗を見つける所。ここ,音楽がまた(地味ですが)いい味出してます。(ガンダルフが自分の役目は終わったというくだりはありません(悲))そして,アルウェンの登場。いいですよね~~。やはり夕星姫"Evenstar"の名前の通り,夕暮れが似合いますよね。正しく登場させれば,こんなにステキなものなんですね!

そして主なキャラクタはローハンへ移動。
エオメルとエオウィンがメリーに念入りに挨拶している所がよいです。もちろんおみやげの角笛も頂きました。(また同じ音かな? それは次を聴けばわかるな(笑))
個人的には,原作ではファラミアの最後のセリフは戴冠式での"Behold the King!"なんですが,エオメルに祝福された時とホビット達にさよならと,2つも余計に喋ってくれているのが嬉しいです。

Selected Short Stories : Rust

2004-11-09 00:35:50 | BookClub
Monsieur Hectorさん(お~トロイの王子様と同じ名前!)は,50歳代ですが,独身で,大の狩猟好き。彼はとにかく狩猟が大好きで大好きで,森の奥深くに住み,もうかなり長い間,おつきあいしていると言えば近所の農家のCourvilleさんちの人達だけでしたが,彼はとても話し上手で,彼の話はいつもCourvilleさんの家族を大いに楽しませてくれました。
ある時,Hectorさんは,リューマチを患います。しばらくして病状はよくなりますが,弱気になったHectorさんは寂しい心境をCourvilleさんに語ります。これを聞いたCourvilleさんの奥さんと嫁さんは,Hectorさんに女性を紹介する事を思いつきます。Madame Bertheさんは40才の未亡人ですが,まだかわいい女性でした。BertheさんはHectorさんに会うと,とても気に入った様子。Hectorさんも恋に落ちました。
そこで,Courvilleさんは,結婚したらどう?と言います。ところがHectorさんはとても困った様子で,パリに行って考えてくる,と言ってそこを立ち去り,しばらく戻ってきませんでした。
しばらくしてから戻ってきたHectorさん,彼女とは結婚できないと言います。一体どうしたのでしょう。。。。?

理由は想像した通りでしたけど‥‥


Dogsbody(星空から来た犬):9章

2004-11-09 00:19:06 | 読書
Siriusは(自分のミッションを忘れて)Patchieにどうしようもなく惚れこんでしまいます。彼はHallo犬達は自分の兄弟だという事を発見します。ある日,彼はPatchieに近づく犬を見ます。その犬がとても気になったSiriusは犬の後をついていって,誰なのか確かめようとしますが,答えません。すっかり疲れたSiriusはおかげでようやくPatchieの誘惑から解放されます。彼は帰りにMiss Smithの家に寄りました。そこはとても居心地がよくて,うっかり彼は寝過ごしてしまいます。。。

誰かこの本について詳しく書いている人はいないかと思って,ネットを探してみたのですが,あまり詳しく書いている人は見つける事はできませんでした。ただ,最近の円熟してからのDWJの作品に比べると雑な点が目立つという記述を複数見つけました。あ,。。そう,雑なんですか。私は気がつきませんでしたけど。。。


BBC版LOTR : DVDばりのタイトルをつけて遊んでみる(笑)

2004-11-09 00:05:39 | Tolkien・その他
今日はDisc12。前のDisc11辺りからその傾向はあったのですが,ここは1つとして映画と同じシーンがありませんね。(笑)DVDばりに場面ごとにタイトルをつけて遊ぶと,こんな感じ?

** exchanged scene
* new scene

  1. In Orcs Company *
  2. Faramir and Eowyn *
  3. The Wheel of Fire **
  4. The Mouth of Sauron *
  5. The Crack of Doom **
  6. Here at the end of all things **
  7. The Field of Cormallen *
  8. "Do you not love me, Eowyn?" *
  9. The Steward and the King *
  10. Queen Arwen *
  11. Many Partings *


指輪棄却以降の話は「映画にはない」と思ったので(おっと過激)それ以降全部*1つにしちゃいました。
しかしこれだけ項目があるのを見ると,ホントにこれで1時間?と思ってしまいます。BBC版もこの辺りは相当駆け足なのですね。
明日は,ここについての感想を書きます。

Run!Run!Run!