缶詰だけど、それが何か?

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NS2065_界 熱海 別館 ヴィラ・デル・ソルの1日目

2016-05-24 06:25:39 | 旅行

多趣味
徳川慶喜の印象はそんな感じ。
カメラに自転車、油絵も有名。
十五代将軍としても立派ではあったけれど、
それすらも吹き飛ぶぐらいに。

魚市場食堂で1時間近く昼ごはんを楽しみ、
黄色いマーチは西湘バイパスをかすめて県道135号を走る。
真鶴ブルーラインを抜けて、エスポットという複合施設へ。
嫁さんを寝かして、そしてビールなどを買い込む。
135号をそのままぐんぐん南下する。
伊豆山交差点を過ぎて500mぐらいで到着・・・
そう思ったら、そちらは本館の入口で、ぐるっとほぼ半周、
15時前に到着してしまう。



界 熱海 別館 ヴィラ・デル・ソル
紀州徳川家の十五代が開いた施設文庫、
南葵文庫を星野リゾートが移築した洋館。
食事メインのオーベルジュとしての営業である。



いわゆるフロントはなく、ロビーでチェックイン。
ウエルカムドリンクがスパークリングワインで、
さすがに驚く。

廊下には南葵文庫の書。
あの趣味人、徳川慶喜のもの。
いったいどんだけ趣味があったんだ?

15時に部屋に案内されると、さらに驚く。



通常のツインのハズが、セミスイートにアップグレード。
嫁さんが誕生日だからなんだけれど、
それにしても太っ腹過ぎ、ありがたいけれど。



ベッドルームだけで、通常のツインぐらい。
屋内テラスもあって、のんびりできる。

けれど、すぐに裏側から階段を上る。



青海テラス
相模湾を望む空中テラス。
風呂上がりにのんびり過ごせる場所だけれど、
今は先を急ぐ。



こんな階段をずんずんと登り、
さらに室内に入り、御神木の横を抜ける。



あれ?どこにある?
ちょっとぐるぐるするけれど、
障子を開けるのか、そう気付くのに1分ぐらい。



古々比の瀧
2つある温泉の新しい方の風呂が今日の男湯。
隈研吾さんデザインらしく、木材を随所に取り入れている。

チェックイン直後なので、さすがに誰もいない。
伊豆山温泉にのんびり浸かりながら、相模湾を眺める。



青海テラスに戻って、
缶ビールとスパークリングワイン、
そして4種の梅酒を楽しむ。
涼風が心地よく、のんびりと過ごせる。

ロビーでコーヒーを楽しんで、
部屋に帰ると、そろそろ日が落ちる。



満月のちょっと手前の月が昇りはじめ、
初島はシルエットになり、大室山も光を失う。

19時にダイニングに入る。



テーブルセッティングはこんな感じ。
皿数は5つ?奥のフォークはなんだろ?
そう思ったら、アミューズでオリーブ。
珍しいね、フレンチでオリーブなんて。



前菜の1皿目、
アオリイカのサラダが出てくる。
昼と同じイカとは思えない、
いわゆる普通のイカ、普通の食感。
十分なんだけどね、これで。



前菜の2皿目は、毛蟹のリゾット。

コメはどんなスープで炊いたんだろ?
ちょうどいい塩加減に、食感。
毛蟹のみそのソースがまたうまい。



3皿目はサザエのにんにくバター焼き。
まあ、エスカルゴだけれど、
食感も味わいもサザエの方が上かと。



3皿目の追加であさりが出てきた。
いわゆる大あさり、ウチムラサキである。
殻を閉じたまま、直火で焼いてあるので、
 貝の味そのまんま、スゴいね、ホント。



メインはブイヤベース。
本式らしいけれど、カサゴとなんだろ?
金目鯛はわかるけれど、入ってはいけないもの。
まあ、地魚フレンチだからいいんだけれど・・・



デザート1皿目だけれど、
テタンジュのおかげでなんだったんだか・・・。



2皿目は嫁さんへのスペシャリテ。
2本のロウソクはそんな意味?
いやいや。

このダイニングのシャンデリアのどこかに
葵の御紋があるらしい。
食べながら、嫁さんと探すけれど、どこに?

趣味人の証を見たかったんだけれど・・・