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DoaU416日目_Part6_鰻とタケノコの微妙な関係

2010-04-22 11:18:05 | レシピ
運賃さえ払ってくれれば乗せる

コンプライアンスだなんだと企業ががんじがらめになる遥か前、
1980年に横須賀線が総武線に乗り入れることになった。
横須賀線に当時からグリーン車があった、そのグリーン車も千葉に行くのだ。
タヌキでも乗せるのか!
神奈川県はプライドが高い、特に横浜市民は。
クソ田舎の千葉にグリーン車はいらない、そう主張する。
こんな無茶苦茶なことを言えば、森田健作が許しはしないだろうし、
それ以前に自主規制でもう少し穏やかな物言いになるハズだ。
しかし、当時はそれが許された。
そして、当時の国鉄は金さえ払ってくれれば、と、
これまた木で鼻をくくったような回答をする。
金だと思ったら木の葉だった、そんなツッコミはなかったけれど、
のどかな時代だった、ホントに。

タヌキを漢字で書くと狸、獣編に里である。
昔から里に出てくる獣だった訳で、まあ悪さをする。
で、人を化かすということになったんだと思う。
そして、タヌキは狩猟の対象となり、撃たれる。
ただ、その肉は臭いがキツくて喰えたもんじゃないらしい。
何を欲しがるかと言えば、もちろん毛皮である、防寒具になるからである。

そこで生まれたのが、
捕らぬ狸の皮算用

捕獲できていないのに、これだけ儲かる、そう妄想することを意味する。

二子玉川から大井町線に乗って自由が丘へ。
16時40分を過ぎている、嫁さんは寝ているハズ。

しかし、だ。
電話に出たのだ、嫁さんが。
呆然としながら話を聞くと、ベッドに降りかけて戻ってきた、と。
さすがだ、嫁さん、いや、オレか?

キミサワに寄って晩ごはんの買い物。
てか、サザエさんの家のような家に住むお隣のおばあちゃんから、
前夜にプレゼント、タケノコをもらってしまったのだ。
コレを使ったものをなんとかしよう、そう思う。

家に帰って、タケノコを茹でる。
ただ、もう2年も茹でていない、さすがにWEBで調べる。
すると、唖然とさせるには十分なほどの時間が列記してある。

煮るのに1時間、そのまま半日放置

アホか、なんて時間だよ、
嫁さんだって寝ていられないぐらいの時間。
しかも、タケノコを当て込んだメニューだったのだ。

困り果てるけれど、しょうがない。
ともかくタケノコを茹でよう、明日のためだ。



米のとぎ汁に唐辛子2本を放り込んだら強火に。
沸騰したら弱火に落として、1時間。
火を落として、放置する、ホントに朝まで。

キミサワで買ってきた鰻の蒲焼き。
国産なのに1串680円。
コレを刻んでタケノコと油揚げ、ネギと一緒に出汁で煮て、
卵でとじて鰻玉丼風にしようと思っていたのだ、キミサワでは。
しかし、タケノコの本性を知ってしまっては、どうにもならん。

とりあえず日本酒をふって電子レンジで加熱。



鰻は安ければ安いなりでしかない。
川魚の臭いがするよ
川魚というか、旨味がないというか・・・。
コレだけで食べようと思ってた訳じゃないしなあ。

唖然としながら、買ってきたエリンギを炒めよう。
フライパンにオリーブオイルをひいて、
乾燥ニンニクと乾燥バジルを大量にふり入れて、弱火で加熱。
スライスしたエリンギを炒め、火が通ったらパルメザンチーズを。



タケノコが無理だ、そうわかったときに晩ごはんは崩壊。
何をどうしようと、タヌキの幻影を追うだけでしかない。


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