食いしんぼsanaの「舌の記憶」

「舌の記憶」を中心に、日々感じたことを、
ゆるゆるとつづっていきます。

取材先で

2014年01月16日 | 取材と原稿書き

撮影済みのスパゲティーをおいしくいただいていたら、
「お昼は食べた? それじゃ足りないでしょう。
お赤飯あるけど食べる?」との優しいお声掛けが。

遠慮を知らないわたし、「わーい!いただきます!!」。

そしたらいっぱいおかずをつけて持ってきてくれました。
芋煮スープ、里芋の煮っ転がし、筑前煮、
きんぴらごぼう、白菜のおつけもの。

35年間単身でお店を続けてきたというママさん。
温かい人柄で自然と周りに引き立てられるタイプです。
「お金はない。でも工夫次第で心は豊かにできる」。
ジャンルは違えどお互い自営業。
そのつらさと心意気は痛いほどわかります。
いろいろと深いお話を伺って共感していたら、

「万が一食べるものに困ったらうちにおいで。
こういうもので良ければ一緒に食べましょう。
ひとりでさみしかったら、
お店にいる常連さんと一緒に飲めばいい」

そこまで切羽詰まってはいないけど。。。
そういう言葉をかけてくれたのが嬉しくて、
お店を出たあと、
何だかうるうるしてきてしまいました。

コメント
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