食いしんぼsanaの「舌の記憶」

「舌の記憶」を中心に、日々感じたことを、
ゆるゆるとつづっていきます。

「うらめしや〜、冥土のみやげ展」を見て考えたこと

2015年09月08日 | ほんとにあった不思議な話



「うらめしや~、冥途のみやげ展」を鑑賞しに
東京藝術大学の大学美術館へ。

パンフレットには、
こう書かれていました。

「東京・谷中の全生庵には怪談を得意とした
明治の噺家三遊亭圓朝ゆかりの
幽霊画五十幅が所蔵されています。
本展は、この圓朝コレクションを中心として、
日本美術史における“うらみ”の表現をたどります。」

高校時代は民俗学研究会に所属し、
昔から怪談の類が大好きなわたし。

何といっても円山応挙の幽霊画を
ナマで見ることができて大感激!
足のない幽霊のイメージを
世間に定着させたのが応挙なのです。

テーマが恨みということで、
悲壮感が漂う絵がほとんど。

うーーーーーん……

いたずらに人を傷つけるような
ことはやっぱりしちゃいけないなって
思いました。
もしかすると思いがけなく嫉妬を買うような
こともあるかもしれないけど、
空気読めない言動をとらないように
気をつけないといけないなって。

それに自分を傷つけるような環境からは、
いち早く逃げるが勝ちなのかも。
理不尽な目に遭ったときは、
打ちひしがれるより戦うべき。
そして心の中で相手を抹殺!

自分の中にも恨みとか嫉妬とか
執着とかそういう感情なくはない。
っていうかめっちゃある。それが
人間らしさの証でもあるわけだし。

だけど死んじゃってまで、
マイナスの感情をずっと
引きずり続けるのはかなしい……

死んだあとは光がいっぱいの
穏やかな空間で
ぼーっとしていたいのよ~。

幽霊画が恐ろしく感じるのは、
負の感情を前面に、
出さずにはいられなかった
哀しさが伝わってくるから、かなぁ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かわいいピアス☆ | トップ | おひるはラーメン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿