ま、どんな恋愛でも、初期はヒジョーにワクワクするものですよ。
特に、テが届きそうな片思いってのは、そうですよね。
写真だけでも大事だったりなんかしまして。
別段、ナニがあるワケでもないのに、ふと写真眺めたり。
それでも、写真がある場合はまだましな方かも知れませぬ。
写真がなかったりすると、いつでもどこでもの写真をひっくり返して探したりして。
見つかったら見つかったで、それを眺めつつも己のアホさ加減にため息ったりするのです。
眺めてたら、それはそれで悶々としたりするワケです。
ですが、部活などのスポーツは、やはりこのテの悶々を一掃するのに効果的だったりします。
特に、オレのような武道系は連勝しちゃったりします。
いわゆる「ノってる」状態になりやすいと思うのですが。
あのトキメキというかキラメキというか、いったい、どこから来たのでしょう。
そして、このオレのココロの中から、どこへ行ってしまったのでしょう。
家庭を持って以降、そんなふうに感じることはあったのです。
特に、目の前に恋をしている若者をみつけたりすると。
そして、それは悔しさを感じる瞬間でもあったりするのです。
そう、オレは恋もできないほどトシを取ってしまったのか!って。
駄菓子菓子。
まだ、いましたよ。
明らかに。
そう、オレのココロの中には。
喉元までこみ上げてくる恐怖感を押し殺しながら、アクセルをワイドオープンする。
思考のネジを目いっぱいに締め上げ、狭窄する視野に目を凝らす。
あまりに脆弱な自己と向き合う、その瞬間瞬間を紡ぐ時間の流れ。
そう、オレはバイクに乗る、その行為自体に深く恋しているのだ。
そして、それはやはり、何者かに魅入られている所作なのだと、リアルに理解してしまう。
ジスペケたんが逝って、もうすぐ1ヶ月。