憧憬、大艦巨砲主義w

メイン盆栽HAWK11 営農機セロー250 奥様号レブル250

ニワトリです。

2006-02-19 20:49:24 | 機体と人命を尊重する
白色レグホン。
鶏の中で最も普及している、採卵、食肉用の種だ。
狭いケージの中で、エサを食い、経済活動のために卵を産み続け、自己の時間を消費していく。

誰でも、働くことを含め何らかの負担をして経済的基盤を維持していると思う。
その意味では、誰もが自分の存在のために、毎日卵を産み続けなければならない。
そして、オレ達は、最も数多い種類のカテゴリーに属している。

知らない人も多いかも知れないが、実は、この種(鶏全体がこういう感じわりと多いけど)、ずいぶん攻撃的だ。相手の力量をはからず攻撃を仕掛けることも少なくない。

って、おめー、このカンバン、どう見てもオンドリだぜ?
ま、イメージだからよ。イメージ。

昼間でも夢を見る。
暴力的な風圧、狭窄する視野、鉄馬の咆哮、そして現実的な自分自身の死。
バイクに関係のない日常にあって、反芻に似たリフレインがオレの胸を締め付ける。
この想いは、思春期にあったあの頃、恋焦がれた女の素肌に頬よせ抱く、あの、妄想に似ている。

ケージの中では決して見せることのない、攻撃性だ。
視線の先が見えない月夜の晩であっても、勝手にケージを抜け出して、自己保存以外の闘いに挑む。真実の自分は、脆弱なニワトリのくせに。
この、深く刹那な愉しみに囚われてしまった。

路上の死神に引っ張られて、そのうち、逝っちまうぜ。
オレだって、機体と人命は尊重しているっ!

この妄想と苦悶の理解者について、これを求めたりしない。また、他人の言葉もキライだ。
だが、同じカテゴリーにしか居られない人々が存在して、袖触れ合う機会にめぐり合うのは、なぜか、ことのほか嬉しい。

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