その「かくありたい」と希う意力はホンモノなのか。
実体は、どこにあるのか。
カネも、シゴトも、地位も、能力も、全てが相対では意味をなさないと、信じているツモリのくせに。
ほんの、僅かな抑圧に自分を見失いそうになるのは、どういうわけか。
何かを守っている、そんな立場に甘えていないか。
それとも、「かくありたい」と思うソレに甘えて、抑圧に抗うツモリなのか。
真実の意味で、甘えがあるのはいづれのオレか。
行きつ戻りつ、ソレが甘えの結果なのか。
選択権はオレにある。
ひたむきに、希うものに向かう姿に真実があるはず、と信じたい。
信じられないと感じる時でも、信じたい自分を持ち続けていたい。
オレは、ドコに行こうとしているのか。
オレは、何者なのか。
唯物的にはただの化学反応に過ぎない、この認知が瞑目するまでに、ナニが、オレを充たすのだろうか。
明日という日を迎えて眠りに就く時間は、あと半分も残っていないかも知れないのに。
バカ共を殴り倒し、啖呵をキるのは実銃のトリガーを引くよりずっとカンタンなことだ。
そして、一見、無価値だが有意義で、甘美な誘い。
ただ、ソレは誤謬に過ぎない。