日本三大虚空蔵尊の一つに数えられる「柳津虚空蔵尊」に行ってきました。
33年ぶりのご開帳が行われているとリサーチして行ったのですが、なんかそんな雰囲気ではなかったのです。
よくよく見てみると、昨年にご開帳が行われたようです。(残念!)
石造りの鳥居は1823年の建造です。
杉並木の落ち着いた参道です。
杉並木の根っこがこんなに大地に這っています。
松尾芭蕉も訪れたようですね。
「柳津虚空蔵尊」には七不思議というものがあるようです。
「子育ての松」
幹の間に杉の木が見え、さながら子育てをしているように見えます。
「月見の井戸」
空海(弘法大師)が昼間、この井戸に月・星を写して見せたと伝えられています。
「玉こぶのケヤキ」
縁結び、イボ取りの神様ですが、現在ケヤキは焼けてしまっています。
ケヤキの向こうにカフェがありました。
「黄金山黄金水」
行基の秘法で湧き出た水。無病息災の水と言われています。
「片葉のよし」
中納言 大友家持の庵の跡に生えていたと言われてます。
「一夜の松」
本堂の屋根吹替えの時に虚空蔵が曲げたと言われる樹齢350年以上の松の木です。
その他に「雫の桜」が七不思議の一つになっています。
梵鐘
財弁天
鯉が泳いでいました。
「撫で牛」
撫牛は素焼きで造った臥せた牛の像のことを言い、撫でれば家内安全・商売繁盛・如意吉祥のご利益があるそうです。
一心に祈れば1つだけ願いが叶うと言われています。
「寅」
虎の子って大事なお金のことを意味するそうです。
寅はネコ科最強の猛獣でありながら、子供を愛し手物から放さないことにあやかっているようです。
昨年のご開帳の名残が見てとれます。
本堂
創建は神亀3年(726)、万葉集で知られる僧行基によるものといわれ、現在は大土山の西麓にありますが創建当時は大土山山頂にあったと伝えられています。
本堂の前には桜が咲いていました。
撮影日2017年4月30日。
このお寺は真言宗智山派。
弘法大師堂
弘法大師堂の傍にある津山町指定文化財「柳津虚空蔵尊のカヤ」
樹齢300年余りなのだそうです。
かつての参拝の跡が伺えます。
子育延命地蔵菩薩
境内の奥に遊歩道があるようです。
行ってみます。
稲荷社
この「稲荷社」から「奥の院」に続く道は完備されておらず、傾斜もきつく、きちんとした靴を履かないと辿りつけないどころか、ケガをするかもしれない感じでしたので、途中で引き返しました。
残念ですが、その日はダイエットシューズだったので、致し方ありません。
昔の消防車も境内に保存されていました。
このお寺の万が一の火災に備え、完備されていたのでしょうね。